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信頼落とす作戦1日目、、少しドジった。
軍人は権力を持っているので失敗してやろうと考えたのだが相手が悪かった。
まさか、あの榊葉擦が常連だなんて知らなかった。

嵐(比喩的な)が過ぎ去り少々というかだいぶ服がボロボロに。
あの人見事に肉体は傷つけず服だけ狙っていた。
その間店主は動じていないみたいになっていたが口がカチカチしているのが見えた。というか店員がやられそうになっているのだから助けてくれよ、いやあれは僕でも助けたくないけど。その日はやる気が起きなかった。

信頼落とす作戦２日目、暇つぶしと隣の店の店員が遊びに来ていて迂闊に行動できなかった。

信頼落とす作戦3日目、仕事が少なかったらしく僕から目を離すことが少なかった。どうやらそう簡単にはさせてくれないらしい。

信頼落とす作戦4日目、ようやくチャンス到来。
今度は普通の冒険者であったのでとてもやりやすい。
目的の品と違う品の取り違えをさせてもらうとする。
布で包み夜に届けたため冒険者も次の日にならなければ冒険者も何も言えない。

次の日、早速その冒険者がやってきた。
渡された武器を右手でかざしながら飛び込んできた。
ふふ、大成功かな、息を切らして飛び込んできた一言は

「ありがとうな!」

………え?

「成程これが気まぐれの一品って奴!?確かに俺はこっちの剣の方があってるぜ!」

「ん?あ、ああ(おかしいなそんなことはしていない、一体何が?)」

調査不足であった。どうやらこの店主は時たまに人に会うような武器に注文を変えてしまう癖があるらしい。
どうやら冒険者の内で気まぐれの一品なんて呼ばれているらしい。
完敗である。
どうやら僕にはまだ倒せせない存在らしい。
もう少し修行してから出直そう。
というか離れる理由ができたという方が大きい。もう二度とあんな人に切り刻まれる恐怖は味わいたくない。

だが見ていろ!いつか貴様を貶めてやるからな!


ガンジです、先程フォールス君が辞めたいと言い出してきました。
何でもミスをしてしまったらしく修行し直してきますとか言い出してきました。流石にやめるまではいいんだよと伝えたのだが「それなら休職扱いでもいいです!」とかめちゃくちゃ目が血走りながら迫られたので受理、あと何か最後「次こそは勝ってみせると」と言い残していきました。……なんだったのであろうか。

---第十話「精神勝負?」終了
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今更ながらタイトル間違えていたなと反省。
そもそもとなりに情報屋がいる時点で勝負自体成立していないんですよね。ちなみにガンジ君の店員は
・店長ガンジ
・店員見境フォールス(休職中)
という風になっております。なんかこうもっとかっこいい勝負を描き語ったんですけどね。見境さんには2章で出てもらいます。