複雑・ファジー小説

Re: 第二章・異世界勇者・オリキャラ募集(異世界武具屋) ( No.201 )
日時: 2013/05/21 18:51
名前: 通りすがりの俺 ◆rgQMiLLNLA (ID: HR/cSb0.)
参照: httpsTwitter企画って初めて

ちわ、通りすがりの俺です。
更新週一にしたくせに何だというと、Twitterにての企画でRTもらったので真面目に書いてみようというところです。で、一体どんなお話かというと、異世界武具屋を童話風にする、という企画です。
そのため様々なところが省かれていたりするのでご愛嬌の程をそれでは、

---異世界童話

とある所に一人、ガンジという男がいた。
ガンジは人と話すのが苦手で苦手で、持ち前の巨躯な体も相まって人から恐れられていた。しかしガンジ自身はそれで人と話さなくてもいいと、ヒレは好都合だとその状況を甘んじて受け入れた。
これをまずいと思った父親、ガンジを有無を言わさず家から追い出した!

「父よ、父よ開けてくれ」

ガンジは必死に扉を叩き中に入れてくれるように頼みますがだ~れも答えてくれません。そこで仕方なくガンジは一人立ちをすることにしました。

「クルトン行きの馬車だ~、そろそろでるぞーい」

「ま、待ってくれ」

ガンジは流されるようにたまたま目に入った都会行きの馬車を見つけるやいなやそれに乗りました。
うとうとと、ほどよい振動と心労によって疲れていたガンジはついつい眠ってしまいました。
その時です、

「ヒヒーン!」

「うわぁ、どうした馬よ」

「な、なんだぁ?」

突如現れた魔物に驚いた馬は暴れだし急旋回、眠っていてろくに状況がつかめなかったガンジはまた外に放り出されてしまいました!
ああ、哀れ、ガンジは一文無しになってしまいました。
そこからガンジは何を言うでもなくただひたすら歩き気づいたときには日付が変わり目指していた都市につきました。
宿に泊まろうにも、仕事をしようにも、ガンジは一文無しで何も出来ません。困り果てていたそのとき、ガンジはある一人の男と出会いました。ガンジは男の許しを得て男が経営する鍛冶屋で働くこととなりました。男が鍛冶をする時に出す音がガンジは好きでした。

トンテンカン、トンテンカン

始めたばかりのガンジが出す音は不抜けたような音でした。

トォンティンコォン、トォンティンコォン

そんな音を出した後、必死でどうにかしようとしているガンジを見て男は笑いながら言いました。

「そんな考えじゃ駄目だ、もっと楽しくやんなきゃ」

トンテンカン、そんな音を出しながら男は言いました。

「楽しく?」

「ああ、そうさだって仕事だと思うとつまらないだろ?」

それもそうかとガンジは一旦肩の力を抜き再び練習に戻ります。

トォンティンカン、トォンテンカン、トンテンカン...するとどうでしょう、あっという間にガンジが出す音はいいものへと成り代わっていきました...


時は少し経ち、ガンジは男がいなくなった店を一人で切り盛りしていました。相変わらず人としゃべるのが苦手なのは変わっていませんでしたが、いい音もまた、相変わらず響いていましたとさ。

---終わり

はい、よくわかんないの一丁完成。
あ、やめて石投げないで、ごめんなさい謝りますから。
これって異世界無職の童話風ってだけなんですよね、ご期待してくださった方申し訳ありません。