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そういえば代金をもらうのを忘れていた。
今回は刃こぼれを直しただけだしタダでいいか?
いやしかしそんなことをしたらクロさんのプライドも傷をつけるだろうしどうするべきか。

さすがにまだ閉店の時間でもないし武具を欲しがっている人間をないがしろにするといわけには・・・書置きでもしてるか。

『ただいま隣のデータショップにいますので用がある方は少々待っていただくか呼びに来てください。すみません。』

よし、あとは鉄の板に貼り付けてと。
店を出て右方へ徒歩１０秒、はっきり言って先ほどの苦悩が意味ないのではないかと思うほど近い。
まあ、用心することは重要だしそろそろ情報買おうと思ってたから別にいいだろう。

ドアノブ式の扉を４回ノックし入ることを伝え扉を開けた。
そこにいたのはクロさんではなく

「いらっしゃい!!お?ガンジさんか!!」

青の目と赤の髪がよく映える少女、レイさんであった。