複雑・ファジー小説

Re: 異世界武具屋【オリキャラ募集中】 ( No.26 )
日時: 2013/03/03 19:04
名前: 通りすがりの俺 ◆rgQMiLLNLA (ID: HR/cSb0.)

「レイさん、クロさんは」

なんとなく話しやすい明るい雰囲気を持つレイさんには口が進む
レイさんは『データショップ』の店主、クロさんの相棒、そのことを誇りに思っていていつもクロさんにべったりな少女だ。
他人から見たら姉妹に見えるらしい。ちなみに俺は聞く前に事実を知ったため口にはしてないためセーフだ。

「いまね~台所で包丁を試し切りしてる。」

「そうか、悪いが代金を忘れた」

「相変わらず喋るの下手だね!」

心に来ることを言わないでくれ。気にしているんだ。

「じゃあ代金がわりに何か情報いる?」

「いいのか」

「だって欲しい情報って鉱石の値段でしょ?」

その通り、特に最近は金や銀、プラチナなんてどんどん高騰しているからな。それを気にして値段設定をしないと儲からなくなってしまう。
そう伝えたいがやはり言葉にできない。
それをしってかしらずかレイさんはデータを印刷した紙を見せてくれた。

「全体的に上がっているな……」

「そだねー」

これではいよいよ値上げをしなくてはいけないようだ。
インゴットではなくその前の鉱石で安く済ませていたんだが限界が来たようだ。銀から上の段階の金とプラチナは値上げしなければならない。

魔鉄鋼は相変わらず需要がないらしく安い。けど武具にするときは苦労するから手数料が結構するんから高い武具になるけどな。「おーい」
これでも家は人っ子一人雇っていないため人件費も安くなっている、「おーい」そんなうちでも値上げするということはとっくの昔にほかの武具屋も値上げしているはず。ならば多少値上げしても大丈夫…のはず。

「おーい!聞いてるー!?」