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複雑・ファジー小説
- Re: 異世界武具屋【オリキャラ募集中】 ( No.27 )
- 日時: 2013/03/04 17:02
- 名前: 通りすがりの俺 ◆rgQMiLLNLA (ID: HR/cSb0.)
「む・・・悪い聞いていなかった」
「いや、昼食食べていかないかって」
「ええ、わざわざ来たんだからお詫びとして」
いつのまにかいたクロさんはそう言った
昼飯・・・確かに食べてみたいと思ったことはあったがこちらはまだ店で客が待っている。
失礼だが丁重にお断りをしよう。
「い、いやいいまだ開店しているからな」
「えー!?おいしいのにー」
「レイいいのよ、それは失礼したわ」
クロさん流石です!!そう叫びたい。
そんな気持ちを抱きながら店へと戻る。
鉄の板を外し紙もはがして腰掛けへと体を下ろし、
魔鉄鋼で作った片手剣を磨き始めた。
どうやら待たせていたお客さんはいなかったらしい、それはいいことだ。
しかし、どうしたものか。このまま他の物を値上げして本当に客足は遠のかないだろうか、安さと品質だけが売りなのに。
そう考えている時、鈴がなった。
「いらっしゃい」
「店主、ゴールドブレイドはあるか」
一見さんだな、声と応対からそう判断する。
ちなみにゴールドブレイドとは文字どうり素材は金、丈夫さと切れ味を両立させた両手剣である。
そうだ、ちょうど客がいるから聞いてみようか、嫌やめようか
「……おい」
「なんだ?」
あ~!声かけちゃったよ後戻りができない!
「そ、そろそろ…値上げしたいんだがどう思う」
「値上げか、ここのは確かに安いけどまあいいんじゃないか?」
「そうか、感謝する」
とりあえず一人だけでも情報が聞けてありがたかった。
例として磨くための布と油をサービスしておいたら感謝された。
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