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その日の夜、
現在値札を作っている。

しかしどれほど値上げしたらいいのだろうか。
これからも値は上がるだろうしその度いちいち作っていたらお客もいい気持ちはしない。
かと言ってあげ過ぎればすぐに客はいなくなる。

鉱石はいい仕入先を見つけていなかった自身に責任があるんだがそろそろやばい。そう悩んでいるとき、腹が大きな音を立てて鳴った。

……そういえばとっくに晩飯の時間は過ぎていた。
今から準備するにも時間がかかる

「お~い」

ん?なんだろうか声が聞こえる。この声は………レイさん?

「ガンジさん!夕食まだなら一緒に食べない!?」

・・・この人はどれだけ飯を食べさせたいのだろうか、まあ今回は断る口実もないからついていこう。口実がないからしょうがないんだ、そうしょうがないんだ。