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複雑・ファジー小説
- Re: 異世界武具屋【オリキャラ募集中】《参照150突破記念》 ( No.30 )
- 日時: 2013/03/05 20:35
- 名前: 通りすがりの俺 ◆rgQMiLLNLA (ID: HR/cSb0.)
ほんわりと立つ湯気と香ばしい匂いが食欲をそそる、
普段食べている自分の料理とは全く違った味わいが更に手が進む。
出てくる感想は飾り気もない、うまい、という言葉。
「結構食べるの早いね」
レイさんちょっと気にしていること言わないでください。
というかちょくちょく心に来ること言いますねこの人。
「口にあったようでよかったわ」
すいませんクロさん返事できないくらいに美味しいです。
それからしばらく、クロさんの料理を味わっていた。
「ごちそうさまでした」
手を合わせ作ってくれたクロさんたちに感謝の意を込めてそう、いう。
これは普段からしているが感謝の意を込めたのは久しぶりだった。
「さて、ガンジ」
「……」
「まさか料理の為だけに呼んだのではないとあなたも気づいているわね」
それもそうだ、わざわざあれだけで晩御飯をおごるなどというのは変であることは薄々感づいていた。簡単に言えば話す場が欲しかったのだろう。
「ああ」
「それじゃあ話そうかしら、レイ、例の資料を。ガンジ今起きている鉱石類の高騰は人為的なもの。それもあなたを困らせるためのね」
その事実に俺はただ驚いた。
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