PR
複雑・ファジー小説
- Re: 異世界武具屋【オリキャラ募集中】《参照150突破記念》 ( No.38 )
- 日時: 2013/03/09 14:15
- 名前: 通りすがりの俺 ◆rgQMiLLNLA (ID: HR/cSb0.)
--第三話「苦労人?」
平和である、今日も武具屋『武具屋』通常運行である。
特に最近気になっていた鉱石の値上げもストップというか元に戻ったので相変わらずうちの売り、早い、安い、(腕が)上手いの三拍子が維持できている。
ちなみに仕事が早いと気づいたのは新聞のおかげである。
相変わらず売れない魔鉄鋼で出来た片手剣を磨いていると鈴がなった。
「いらっしゃい」
「店主、盾が付いた片手剣はないか」
落ち着いた威厳のある男の声、つい気になって扉の方へ顔を向けて気がつく、クルトン軍人である。しかも階級が高い証である黒服だ。
そういえば以前来た葉擦さんはなぜ緑色だったのだろうか、隊長なら黒服が与えられているはずなのだが、まあいいとにかく今は接客である。
盾付き片手剣とは、片手剣の鞘がわりとして盾がある片手剣のことを指す、ちなみに軍剣装備者は軍盾というものが与えられるが葉擦さんは持っていなかったな特攻隊だからか?
「……要望は」
「そうだな盾はなるべく硬くいざとなればそれで殴れるように、剣は斬るよりも突くほうがいい」
要するにあれだ、盾で守ってチクチクするんだな、いい戦い方だと思うよ、命を大切にだ。しかしなぁどう見ても指揮官タイプに見えるんだが前線で戦うのか?
そんな時、また鈴がなった
PR