複雑・ファジー小説

Re: 異世界武具屋【オリキャラ募集中】《参照150突破記念》 ( No.39 )
日時: 2013/03/09 11:05
名前: 通りすがりの俺 ◆rgQMiLLNLA (ID: HR/cSb0.)

「……確かラウロさんだったか」

「名前を覚えていただけて光栄です!」

クルトン軍第一隊隊員ラウロ、次の客は彼であった。
ラウロ君は自分の目の前にいた黒い軍服を見て固まる、まあそりゃ上官だからな、・・・にしても状態がおかしいな。

「あ、中瑠お義兄様!じゃなかった中瑠指揮官殿!!」

「死にてぇのかてめぇは!!」

急に怒り出した中瑠という茶髪の青年は指揮官らしい、ならなおさら前線では戦はないだろう?なぜ片手剣なんぞを
……お義兄様!?ラウロ君のか?
そんな俺の驚きを置いて今にも喧嘩が始まりそうな状態、とりあえず何故来たかを聞いておこう。

「ラウロさんは今日は?」

「あっはい、隊長が昨日剣を巨鬼《オーガ》に折られたのでもしかしたらいるかな~と」

やっぱりこいつ絶対葉擦さんに気があるな。カットラスの件から予想はついていた。しかし巨鬼……本当になにをしているんですか葉擦さん!!
今日一回目の心の叫びであった。
そして何故か中瑠さんが呆然としながらブツブツ言っている。
その時、鈴がなった

「第一隊隊長がそろそろ来るだと・・・?第一隊ってことは」

「イヤッッホォォォオオォオウ!!ガンジ君!葉擦さんだよって…お義兄ちゃん?」

今日は厄日だな、呟いたそれはもはや心には止めておけなかった。