複雑・ファジー小説
- Re: 異世界武具屋【オリキャラ絶賛募集中】《参照250突破!!》 ( No.57 )
- 日時: 2013/03/15 11:37
- 名前: 通りすがりの俺 ◆rgQMiLLNLA (ID: HR/cSb0.)
後期合格した俺が通りますよっと、心の不安もなくなったのであとは渡された課題を仕上げるのみ。次から本文スタートです!
___________________________________________________________________
死にゆく覚悟で旅立とうとしたら背後に義理の妹がいた、
君たちならどういった対応をするだろうか?
1.無理やりごまかす
2.無言でなかったことにしながら旅立つ
3.突如走り出す
4.すべてを打ち明けるふりをして逃げる
さあ、どれだ。
ちなみに俺は2だ。
…といいたいが相手はあの葉擦さんである。強行突破しようにも抑え込まれるだろう。
ならば選択肢は1か4しかない。
……が今回はだいたいもう全て打ち明けているので1も消え選択肢は4のみとなる。
始めから選択肢などなかったのだ!馬鹿め!!ひっかかったな!!!
「諦めろ、中瑠」
「……葉擦、そういう訳だじゃあな。止めようとし「止めないよ」ッ!
そうかい、じゃあな」
中瑠さんは葉擦さんの横を通り店を出ようとする、何を思ったのかはわからないが恐らく中瑠さんは今の葉擦さんの言葉を違う方へと誤解している、だって葉擦さんはいつだって葉擦さんだ、普通の心理状況ならば彼女が何を言いたいのかわかるはずである、これは俺の直感だが今の心持ちで出発してもおそらくかなわない。
負けると考えている人間は何をしたって負けるのだ、だからこそ後押しをしたいと俺は思う。
生きて帰ってこい、誰にも聞こえないような声で俺はそうつぶやいた。出来れば聞こえて欲しかったが呟いた後気づいた、それは俺の役目ではないと。
「だって絶対戻ってくるからね、中瑠お兄ちゃん」
「ッ!!!……当たり前だ、俺を誰だと思って...やが.....る!」
鈴が鳴り店から出ていった彼の姿を見て俺は少し羨んだ、
家族はいいなと
その後、新聞の見出しに『驚き!巨鬼を単身撃破した指揮官』
というのが出て少し彼が有名になったのは言うまでもない。
彼はこれからも同じような目にあうかもしれない、だがきっと彼は乗り越えられるだろう、何故なら彼の周りには素晴らしい人間が多いのだから。
「中瑠お義兄様流石です!今度剣を教えてください!」
「中瑠お兄ちゃん、ちょっと新しい剣の練習相手してくんない?」
「うるせぇっ!どっちもやってやるからおとなしくしろ!」
「だから家でやるなと言ってるだろうが!!!」
だけど俺の店でたむろするはやめてほしい、というか指揮官も一応仕事あるだろこの間お前の隊が探しに来てたぞ。
---第三話「苦労人?」終了