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複雑・ファジー小説
- Re: 異世界武具屋【オリキャラ募集中】 ( No.6 )
- 日時: 2013/03/03 16:00
- 名前: 通りすがりの俺 ◆rgQMiLLNLA (ID: HR/cSb0.)
~第一話「自由すぎる軍人」~
暖簾を右手でかき分けて出てきたのは緑色の軍服を着た人間であった。
「(クルトン軍の軍服だな何の用だ?)...何用」
横目でチラ見しただけで客の職業を見分けるのはさすがと自分褒めたい気持ちを押し殺し、気持ちを落ち着けるために剣を磨く布のスピードを速める。
「久しぶりだね、ガンジ君」
高めの音、それを聞いただけで100人中99人は女の人と考えるだろう。ちなみに残りの一人はきっとオカマの友達がいるんだろう。
久しぶり、そんな女の人の声にガンジは必死で自分の頭の中の知り合いとその声が一致する人物を探す。
・・・がいない。そもそも人の話より武具を使っているほうが楽しいと感じる人間だ。よっぽどの頻度であっていなければ名前なんて忘れてしまうだろう。
ならばどうする?まさか「忘れました」なんて言えるはずがない。
そう言った瞬間短気な奴はそのへんの武器を使って攻撃してくるなんて奴もいる、
「葉擦さんは今日はちょっと軍剣を作ってもらおうと思ってね」
ついている、そう呟きたくなった。名前を教えてくれたのはありがたい。・・・さて、仕事の内容もわかったのでちゃちゃっと仕事を受けてしまおう。
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