複雑・ファジー小説
- Re: 異世界武具屋【オリキャラ&コメ募集中】祝参照350!! ( No.75 )
- 日時: 2013/03/18 08:55
- 名前: 通りすがりの俺 ◆rgQMiLLNLA (ID: HR/cSb0.)
帰宅、したい所だが何故か店の周りに人ごみができている。
いや、これはうちというより隣の防具屋に集まっているのが正しいのだろうか。
金属音がしているところから喧嘩でも起きているのだろうか、
まあ、心配することなどないのでそのまま武具屋の裏に回りたい。
鉱石入りのリュックがあるので入口からは入れない。
がしかし人ごみが多いため裏に回ることができない。
しようがない、どうしたらいいのだろうか。
「おお店主」
人ごみの中の一人がこちらを振り返り声をかけてきた。
黒き防具、俺の知識が判断するにあれはプラチナを原材料とする『プラチナロックシリーズ黒ver』体全体を隠す巨大な防具によって顔などを確認することはできないがこの声と背中に差している『ゴールドブレイド』からこの間、布と油をサービスした客だなと判断。
そのお客さんは俺が少し首を傾けて挨拶したのを確認したように状況を説明しはじめた。
「いや最近話題になっている盗賊がガードゼロの店主を襲ったんだがな……そこ店主が盗賊と戦闘を繰り広げているんだ。
強さで言えば店主の方が強いのだがなんだが数が多すぎて時間がかかっているのだ。む、決着がついたようだ」
歓声が上がる、ちなみにそこの店主とは店を開店した頃より前からの旧知の仲である。そんな人物が盗賊に襲撃されているというのに心配していない理由は簡単である。
人ごみが戦闘を終わったのを見届けると少なくなってゆき次第にその盗賊と店主が見えてくる。
盗賊の人数はおおよそ20人程か、まあクルトン国で活動していた盗賊団で間違いないだろう。もしかしたらこれで俺の作戦は発動する必要がなくなるかもしれない。
ったく、何でその店を店主がいるときに襲ったのだか。店員が出かけていたためだろうか、それでも防具屋を襲うなんてどうかしている。
そこの店主はよく日に焼けているような黒い肌を持ち、それと対極の位置に存在するような白い髪、常に堂々と振舞う姿は強者の風格を持っている防具屋『ガードゼロ』の店主、
「ははは!俺の防具が欲しければ1000人は連れて来い!!」
親友、ゼロなのだから