ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

なんか野球のおかげでパソコンが空いたからまた更新できるぜヒャッハー!
-------------------------------------------------------------------

流石に謝った相手を攻めるのも嫌だったのか、客は一本の柄を置いて去っていった。
それだけで済んだのは運が良かった。
軍人をおこらしたら何が起きるかたまったものではないからな。

注文内容はこうだ

『この間使ってたら根元からポッキリと行っちゃったから新しくしておいて、なるべく切れ味よくね』

柄に残っている金属の割れ方をみてなぜ折れたかを考える、
この折れ方はどう見ても耐え切れなくなって折れている、
つまりは相手が硬すぎたのだ。

・・・なぜ平和のはずの軍隊でそんなものを斬っているのだろうか。
あの軍人が変なのだろうか。
まあいいだろう、とりあえずは柄から金属を取り出したいところだがこのタイプは無理、なので予備の柄を使わせてもらうとする。

まずは溶かして型に入れるインゴット作りだ。
鉄でできている軍剣を折ってしまうぐらいだ、さらにお高い銀を使わせてもらう。
出来上がりの造形も考える、まあ今回は軍剣そっくりにすればよいだろう。
こうして武具屋の夜は過ぎていく。

・・・ちなみにちゃんと客は来ている。