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複雑・ファジー小説
- Re: 異世界武具屋【オリキャラ&コメ募集中】祝参照550!! ( No.93 )
- 日時: 2013/03/31 15:32
- 名前: 通りすがりの俺 ◆rgQMiLLNLA (ID: HR/cSb0.)
なんでもウィル君は特攻系の戦い方をするのが得意なためよく一人で突っ込むのだとか。
剣術の腕はなかなかいいため最初の頃はそれでも良かったらしいがついさいきんは大怪我を負ってしまったために貯めておいた治療費が吹っ飛んでしまったらしい。
「災難だったな」
「いえいえ」
「というわけでスティールは無理だからアイアンで頼みます!」
「ほら!武器のお金渡したら宿のお金もなくなるんだから早く仕事に行くわよ!」
そう言いながらウィル君はアティさんに背中を掴まれた猫のごとく連れて行かれた。さすがはアティさんである。弓、というのは案外力がいるものであり下手をすると剣を使う人が弓を引けないなんてザラにある。
単純な力なら大剣を使うウィルくんもかなり強い方だがそんなウィルくんを手助けしなくてはいけないアティさんは的確に素早く引かなくてはいけないため更に力を必要とする。
今回の依頼を確認しよう、
依頼人:ウィル&アティ
内容:アイアンブレイド,鉄の弓
備考:実はもう1ランク上のスティールにしたいけどお金がない。
まずは鉄の弓の材料の注文を最重要項にしよう。
とりあえずは木工屋と布屋に連絡を入れておこう。
できれば好意でスティールにしてやりたいところだがあまりそういったことをしていると変な輩も沸く、軍(中瑠さん、葉擦さん)の時はつい作っちゃったがいつまでもそんなことをしていると商売もやっていけなくなる。
今回は忠実にアイアンで作ろう。
そう決めて俺は連絡用魔道具で通知を入れ閉店の時間までまた客を待ちながら武器を磨いていた。
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