複雑・ファジー小説
- Re: 裏切りゲーム ( No.150 )
- 日時: 2014/05/03 23:24
- 名前: 咲楽月 ◆MawehM.pH2 (ID: bG4Eh4U7)
- 参照: 全然初じゃなかったww
こんにちは〜
今回は本編ちょっとほっといt((( 置いといて、番外編です!
雪夜の頭が回転し始めるまでの10分間にあったことの一部始終を春光sideでお送りしますよ〜
ああ、今回メインとなるふたりは、
今後殆ど出てこないんじゃないかって言うくらいサブキャラと化しますので(ネタバレ)
無駄に 、 が多いですが気にしてはいけない。
それでは、どうぞです。
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春光を押し退けた雪夜は、夏芽・秋樹と話し始めた。雪夜の表情は春光を相手にしていたときの眉間に皺が寄ったような表情ではなかった。
ゆきちゃんを見ていると、なんだか変な気持ちになる。夏姉とか、英孝とか、秋樹くんを見ているときとは違う気持ち。おぞましいとか、気持ち悪いとか、絶対そんなのじゃなくて、ゆきちゃんのことは大好きだし、でも、この気持ちは、多分、
ああ、やだな。ゆきちゃんのこと憎んでるみたいで。こんなんだったら恋なんてしなけりゃ良かったのに。妬いてるんだ、ゆきちゃんを。好きだから。秋樹くんが。
でも、夏姉には妬かないのに。なんでかなあ、変だよね。やっぱり、ゆきちゃんだからかな。僕には無いものがあるから。夏姉以上に。
もう、嫌だな、僕が。思わず、溜め息が出た。
———ぽん。
「うひゃあっ!」
「うわっ!」
ああ、なんだ英孝か。急に肩叩かれたから吃驚したよ。英孝はあー、とか言って口の端を掻いた。肩叩いといて何なんですか。
「あのさあ、何悩んでんのか分からんけど。お前、頑張れば良いじゃん! 稲峰さんとか古内さんみたいな風にはいかなくとも、ちょっとは上手くいくかもしれないし……」
英孝はもごもごと口の中で呟いて、俯いた。それから、不意に顔を上げてにかっと笑った。秋樹くんとは違うけれど、無邪気で、凄く優しい笑顔。
「とにかく、春光らしく頑張れよ!」
そう言うと、英孝はそっぽを向いて頭を掻いた。
本当にいいやつだと思った。好き、にはならないけど、嬉しかった。きっと、前に話した秋樹くんのことだって分かったんだろうなあ。本当に、
「……ありがとう、影太」
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もう一度言います。
あくまでもモデルですよ! 春光たちは!
本当に!