複雑・ファジー小説

Re: 裏切りゲーム ( No.59 )
日時: 2014/03/10 20:36
名前: 咲楽月 ◆//UrPiQv9. (ID: arQenQl7)
参照: 篠さん篠さん篠さn((ry 全然解らん文になってしまった;

 篠の残りのカードは8枚有った。そして今、ハートのJを抜かれた為、残りのカードは クラブの2、3、9とダイヤの5、スペードの6、10、ハートのクイーンだった。
 篠はメイからカードを引き、メイの顔を見た。その真剣な表情。ああ、彼女はきっと覚えていない。いや、覚えている筈がない。それはr解っている。けれど、私は———。
 篠はふっと微笑んだ。メイが覚えていなくても、私は知っている。このゲームに勝って、メイに打ち明ければいい。このゲームを体験すれば、嫌でもこの事は理解できる筈。あれは、事実だから。
 手元へ来たダイヤの2を捨て、カードを並べ替えると、一旦カードを置いて、首を回した。もう、今は考えない。勝つことだけを考える。自分が、勝者としてまたあの部屋に立てるように———。

 拓にスペードの6を抜かれ、メイからスペードの8を引く。カードが擦れる音がはっきりと聴こえる。

 ———これは、生死を懸けた戦いだ。