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序章　とあるモノの独白

今から何年・・・いや、何百年も前だったか
この場所で君と【我等】が出会ったのは
君がこの場所で消えてしまってからはというとこの場所は【我々】にとってはとても居心地が良くなったよ
ああ、君が嫌いで君が居なくなったから居心地が良くなったってわけじゃないから・・・勘違いしないでね？

まぁ、苦手ではあったけど

・・・だけど、君が消えてしまってからはというと・・・なんだろう？
胸に穴がぽっかりと空いた様な気がしたんだ
君ならこのキモチの正体を知っているかな？

とりあえず、なんでかは知らないけど本当に居心地よくなっちゃったからいろんな奴等がココを狙い始めたんだよ
本当に迷惑しちゃうよね？
ココは【我等】しか知らなかったのに
穏便に話し合いだったらまだよかったんだけど【同胞】達は血気盛んだからなぁ・・・武力行使に出るわけだよこれが
そんなことしたら君のお気に入りまでひどい事になっちゃうよね？
中にはあれに興味が無い奴もいるだろうしね・・・うわっあり得そう

正直言って武力行使、血で血を洗い流すなんて事嫌いじゃない・・・むしろ大好きだ、万々歳だ、大歓迎だ、最高だ
だって面白いじゃないか？君は嫌いっていうだろうけど
とにかく、君のお気に入りは【我等】が守ってあげる
簡単に言えば、あの争奪戦に混ざって来るよ
大丈夫安心して、君のお気に入りは巻き込まないと誓うから・・・だから、ちょっとは許してね？

【我等】と君の約束

《どんなものでも絶対に傷つけない、大事にする》と《怪我をしない》

この2つを破る事を

文句は・・・そうだなぁ・・・君が生まれ変わっていたら聞いてあげる
でも、その時まできっと永いから【我等】は忘れちゃっているかも？

あはははは、冗談だよ
絶対に君との事を忘れるものか
だけど、ちょっとおかしくはなっているかもな
その時は、君が止めてね？

たとえ・・・殺してでも