複雑・ファジー小説
- Re: 貴方と恋すると決めました〜未熟な僕達の恋愛論〜 ( No.152 )
- 日時: 2013/04/10 02:20
- 名前: 戻木 (ID: Zx/QFw1y)
行橋夕映視点
校長先生の長いお話を聞いている途中で寝不足や貧血で倒れた数人のうちの一人、私こと行橋夕映は保健室にいます!保健室に運ばれてからおよそ三十分で目を覚ましましたが、気分が良くなるまで休んでいいと言われたのでのんびりと惰眠を貪っています。
「一瞬クラっとしただけだから大丈夫だよー」
少しすると元気そうな声が聞こえてきます。誰でしょうか?
カーテンの隙間からのぞき込むと青い髪の毛の、おそらく155センチほどの身長の私よりも小さい女の子が保健室に入ってきました。可愛いです!
「いつものことだけど万が一があったら困るでしょう?一応休みなさい。」
その子をつれてきたのは・・・確か国語の担当の雨峰先生ですね、アホ毛が超長いです。
「わかったよ、安静にしてるよ。」
そういいながらベットに横たわる少女、意外と素直に従うんですね。さて、私はまたもう一眠りしますか。
しかし、雨峰先生が出ていくと同時に仕切りのカーテンが勢いよく開かれ
「ねぇねぇ、君さっきから見てたでしょ?」
安静にしているのではなかったのか・・・?
「ええ、まぁ。私もあなたと同じで倒れちゃいましたけど、今はもう健康ですからねー。保健室の先生が帰ってくるまでもう一眠りしようかと」
「じゃあさ、君が寝ちゃうまでお喋りしようよ!」
そんな感じでやたら元気な女の子と少し話をした。女の子の名前は烏丸千夏さんというらしい、驚くべきことだが私よりも3つも年上らしい。
もともと寝不足なのもあり結構すぐに寝てしまったのだろう。次に起きた時には烏丸さんはいなくなっており
『今日はあんまり話せなかったけど、またお話ししようぜ!これ私の連絡先だから気が向いたら連絡してね』
と連絡先の書いてあるメモが置いてあった。
「烏丸千夏さん・・・いい人だ」
明るくて笑顔が素敵な人だ、今度会ったらいっぱい話そう。
さてさてそういえば、これから何をすればいいのだろう・・・。入学したてでこの学園の規則については一切不明である。そうことが書いてある資料は入学の時にもらった気がするけど・・・あとで読もうと一切目を通していない。
まぁ、いいや。保健室の先生が戻ってくるまで寝ていよう。
なんだかんだ帰ってくるのが遅れた保健室の先生に起こされたのは19時を少し過ぎたころだった。簡単に規則を聞き、私の部屋割りの紙を渡された。
「515号室か、眺めよさそうだなぁー」
あとは、同室の人が怖い人じゃなきゃ問題のないスタートなんだけど・・・まぁ、それは会ってからのお楽しみだね。
そんなこんなで515号室についた。中に入るともう誰かがいた形跡があった。
「クンクン・・・うーん、たぶん女の子だね。しかも大和撫子系の。」
まぁ、適当に言ってみたが匂いでそこまで判別できたら私は自分を崇めるよ。
「まぁ、いいや。さてと、確かお風呂に入れる時間だったっけな。一応女子としてお風呂は入らないとねー。」
着替えを持ってお風呂を目指す。
千冬視点、
相変わらず一人である。
「ごめんね!忘れてたけど、あたし今日はアレでさぁ、別風呂の日なんだー。だからお風呂の相手は頑張って見つけて!」
と、またもやお姉ちゃんと別行動をしているわけなのだけど・・・
「まさか・・・今日混浴だなんて」
校長先生が自分の権限を持ってたまにやる奇行のうちで結構過激な部類だ。他の奇行も過激といえば過激なのだけど混浴は別枠で危険だろう。何かあったらどう責任を取るつもりだ
しかも今は個室が埋まってるらしいし。
「これは入るのやめようかな・・・タオルで体拭けばそれでいいんじゃないのかな」
でも、これがいつまで続くかわからないし・・・
かなり恥ずかしいけど我慢して混浴入ろう。大丈夫、何かされそうになったら’もぐ’
軽く悍ましい覚悟を決めて相方を探していたがなかなか一人の人が見つからないな。
「ん、あそこにいる人は一人かな?」
私と同じように周囲を見回しながら歩いてくる黒髪ロングでウェーブの綺麗な女の子だった。
知らない人に声をかけるのは気が引けるけどこの際仕方がない。
「あのう、もしよければ私とお風呂一緒に行きませんか?」
※※※
夕映さんがものすごい駆け足で登場しました。晩御飯は食べていないですがきっとダイエットということで。
ってかもう絡めるの桜木さんか風間さんか東雲さんしかいないけど行方知らずですねー。
結縁さん
書くタイミングが合わないと絡めない、ってか男子が少ないということに今気づいた次第です。これは行方不明の人たちをを勝手に使ってもいいのでしょうか?もしくは男子を追加しますか?
後、女の子同士でも個室じゃなければ混浴入れますか?