複雑・ファジー小説

Re: 貴方と恋すると決めました〜未熟な僕達の恋愛論〜 ( No.155 )
日時: 2013/04/10 14:48
名前: ミケ猫 ◆v/rTh0HxaQ (ID: jhXfiZTU)

丘野 栄二視点


「うん、いこっか」
日之影は可愛らしい笑みを浮かべ、そういった。
あ、オーケーしてくれた…
取り敢えずひとまず安心だな。


…ん、待てよ? 今この瞬間彼女の大事な男と触れ合う時間を俺が邪魔してしまったのでは…?
しかも混浴て…日之影だってこんなダサい男とこれ以上一緒にいたくないよな…無理して笑って本当は嫌だとか…
そんな下向きの妄想だけが俺の頭を何回も回っている。


「あの、さ…本当に俺でいいのか…? 一緒に行くの…」
足を止め、振り向かずに言った。この赤い顔を見られたく無かったからだ。



紀崎 舞架視点


「そうですか、よかったです」
男はそう答えた。
「……………__」
男をしばらく見つめ、言葉を放つ。


「なんでさっきから笑ってるんデスカ? アナタ、本当のエガオじゃないデス。」
舞架は自分の頬を人差し指で触った。
「エガオは、本当に嬉しい時と楽しい時に出すんデスヨ、ネ?」



菊那 美夢視点


「…………___」
男は扉を開け、風呂場に入った。
「そうだ、あんまり浴槽で騒ぐなよ……耳に響く」


「…なんだよあの人、感じ悪っ。しかも勝手に連れて来てさぁ…」
扉が閉まった途端、愚痴を溢し渋々と服を脱ぎ始めた。
なんだか凄く接しづらそう…二人きりなのかな、もう最悪。
身体にタオルを巻き、慎重に混浴場に足を踏み入れた。
「きゃんっっ!!?!」
足元がふらつき、またもや転ぶ。…痛い…。
周りは湯気でよく見えない。大丈夫だろうか、あの人とは関わりたくないな…


******

碧様>>

失礼な娘ですみません、根はいい娘です。

結縁様>>

にゃるほど、お風呂と言う場を上手く使えば結構いい感じに))殴