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柊・一縷視点

「……いえ？　もとはといえば私のせいですし？　特に怒ってなんかいませんよ？」
　
本人は怒ってないと言ってるが…声からして怒ってるのは明白だった。

「はやく洗って出ましょう。明日から授業も始まるわけですから」
「ああ、そうだな。……じゃあ、今度は僕が洗う番か？」

まぁ、怒っていないということであれば、優愛の言うとおり早く洗って出るのが賢明かと思われた。だけど、本当にこの子は男の前に体を晒す気でいるんだろうか？　そう思い直したからこそ、疑問系になったのだった。

*　*　*
朔良さん

気づいてませんでしたか；
一縷もその辺の事情を少し気に掛けてるみたいです。