複雑・ファジー小説

Re: 貴方と恋すると決めました〜未熟な僕達の恋愛論〜 ( No.172 )
日時: 2013/04/10 22:45
名前: みなみ ◆UqJnR0DYWY (ID: mogX9zR5)

【月宮晶視点】

 「いいです、いいです! 迷惑じゃないんですね! 良かった…」

パッと笑顔になった一之瀬さん。
でも、それちょっと大胆発言。

 「か、勘違いしないでくれますか?
  決して一緒に入りたいとかではないですからね」

と思ったら、やっぱりツンデレだ。可愛いけど。
自分で言って恥ずかしくなってどうするんだろうか。
自分で自分を追い詰めてる気がするなぁ。

 「分かった分かった。そんなに必死にならなくてもいいのに…。
  本気にしちゃうよ?俺」

7割冗談、3割本気。
さぁ、一之瀬さんはどうでるかなー。



【月宮紀視点】

 『私も月宮さんが笑ってくれると嬉しいです』

そう言われて不覚にもドキッとした。
でも、言った張本人も少し恥ずかしかったのか、
「お風呂に行きましょう」って言って先に歩き出してしまった。

 「…ちょ、待ってよ!」

俺も慌ててそのあとを追う。
姫城さんの隣まで追いついて、同じくらいのペースで歩く。
晶にも言われたけど、俺は歩くペースが相当早いらしい。
何も考えずに歩いてると、あっという間に置いていってしまう。

 「あ、着いたね。風呂。よし、行こうか。
  腹くくりなさいよ、姫城さん」

ふふっ、と思わず笑いが零れてしまったが、
それもそれでいいとしよう。



*****

朔良さん
 月宮兄弟は人で遊ぶのが好きなようです。
 相手の出方を見るのが好きなんだと…。
 本気かどうかも伺えそうですしね。

結縁さん
 どうやら紀くんにとっても気になる人になりつつあるみたいです…!
 鈍感二人でどう動いていくのか楽しみですww