複雑・ファジー小説

Re: 貴方と恋すると決めました〜未熟な僕達の恋愛論〜 ( No.20 )
日時: 2013/03/29 14:58
名前: 涙 ◆Iy3V1LX0xM (ID: 2ft.mOaW)


 
 桜木悠視点

 ここか……。

 今俺はドアの前に立っている。
 手の中には305と書かれた紙。

 鍵が開いている。ということはだれかもういるだろう。

 どうか女子じゃありませんように……。

 祈りながらドアを開ける。

 そこには——男がベットに寝転んでいた。

 よかった。男だ。そう思いながらも私物を出す。

 すると、男がいきなり聞いてきた。

 「お前……女か……?」

 ……なっ!また言われた。
 俺は出来るだけ声を低くして答える。

 「俺は、女じゃない。男だ。桜木悠。お前は?」

 だいたい初対面でいきなり女と聞くなんて、
 女にオカマテ聞く位しつれいだぞ。

 「あ……あぁ。悪い。俺は神楽零。零って呼んでいいぞ。
  女じゃないのか。よかった。」

 「ふ〜ん。まぁ。謝ってくれたからいい。」

 そういうと、いきなり零が笑い出した。

 「ハハハハ!お前。本当女みたいだな!
 声高いし。悠って名前。女にもいるぞ!」

 むかっ!言った!人のコンプレックス言った!
 なんだよ!声高くないし。悠って男にもいる。 

 俺は深呼吸してから、無理に笑顔を作っていった。

 「ま。同じ部屋どうしだから、仲よくしよーぜ。」

 今思えば、あの時の笑顔。かなりひきつっていたんじゃ
 ないだろうか……。

 *****
 お久しぶりです。

 相変わらずの低レベルWW

 みんなと明らかに違いますね……。