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複雑・ファジー小説
- Re: 貴方と恋すると決めました〜未熟な僕達の恋愛論〜 ( No.23 )
- 日時: 2013/03/29 18:33
- 名前: 結縁 ◆hj52W3ifAU (ID: 12ySy9OV)
- 参照: どういたしましてー
姫城・結視点
演奏の発信源である部屋に着くなり、私の目は一人の男性に釘付けだった。その男性は短髪の黒髪で瞳が切れ長のボーカルをしている人だった。
特別な理由があった訳じゃないけど、歌っている姿を見たときに惹きこまれる何かがあって、私はその人に恋をしてしまったのだと自覚した。
「…ありがとうございました」
歌い終え、ボーカルの人が一礼する。その姿を見てようやく我に返った。
私、何考えてるんだろう……。この学園に来て三年目になる春。友達も出来て更には恋までしてしまった。これは良いことなのだと分かる。だけど、私には勿体無い気もしたし、何より今日初めて会った相手に恋心を抱かれても相手は迷惑でしかないだろうとそう思った。
「……一之瀬さん、ごめんさい。何だか少し疲れてしまったから……外の空気を吸ってくる……」
自分の気持ちに動揺した私は、同じ様に歌に聞き入っていた一之瀬さんにそう告げて、一足先に部屋を出ることにした。
もしかすると心配されるかもしれないと思ったが、後でちゃんと誤ろうと結論づけて歩き出す。時刻はもう十六時を回っていたが夕食までには戻ろうとそう考えて、深呼吸を一度、大きくした。
* * *
みなみさんへ
勝ってながら、紀君に一目惚れさせてしまいましたっ
まぁ、片思いなので、恋愛フラグ立てたりとかはお任せします!
朔良さんへ
急に置いてけぼりにして、すみません;
この後の行動はお任せします
追記
恋愛ものなので、フラグは自分で立てに行って下さい。
勿論、失恋する場合、同じ人を好きなる場合等々、さまざまな展開が予想できますが、それがこの小説の楽しみかなとも思いますので、どんどん、恋愛フラグを立ててしまいましょう!
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