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複雑・ファジー小説
- Re: 貴方と恋すると決めました〜未熟な僕達の恋愛論〜 ( No.33 )
- 日時: 2013/03/30 20:40
- 名前: 結縁 ◆hj52W3ifAU (ID: 70vEHkeO)
姫城・結視点
エレベーターに乗り、食堂に着いた所までは良かったと思う。だけど、此処まで人が多いとは正直考えていなかった…。
「まだ、夕食まで時間があるのに……」
そう食堂の入り口で呟く。が、その声はガヤガヤと騒がしい音に掻き消されて、いつの間にか自身も人の波に押し流されていた。
「……っ……」
慣れない人込みに酔ったのか、気分が悪くなる。とてもじゃないが、何かを食べれるような気分じゃなくなってきていた。……早く、此処から離れたい…。そんな意思とは反対に、どんどん奥へ奥へと流されてしまう。
「や……っ……」
声も擦れて上手く出せない。人込みが人の声が大きくみえて、とても怖く感じた。そうして、もう、駄目だと思ったとき、グイっと誰かに力強く腕を引っ張られた気がした。
* * *
朔良さん
有難うございます//
私も茜ちゃんの少し素直になれない所が可愛くて大好きです♪
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