複雑・ファジー小説

Re: 貴方と恋すると決めました〜未熟な僕達の恋愛論〜 ( No.353 )
日時: 2013/05/28 22:04
名前: 戻木 (ID: Zx/QFw1y)

烏丸千冬視点


どうやらメールの差出人はお姉ちゃんのようだ。メールで思い出したけどお姉ちゃんにモーニングコールするの忘れてたなぁ。まぁメール送ってくるってことは起きてるんだろうから…結果オ−ライだね。

『おはよう!もう起きたよ。
でさ、なんかクラクラするから保健室行ってくるよ。桔梗ちゃんにはよろしく伝えておいてよ!』

……これはサボりだな。まったく初日だっていうのにこのお姉ちゃんは。

「…まぁ、ともかく。サボらないのが身のためですよ」

とは言っても目の前の菊那さんはサボるような人ではなさそうだけど。うーん…そういえばお姉ちゃん、そろそろ10回分サボりが貯まるような気がするけど大丈夫かな。

そんなことを思っていると、食堂に入ってきた人たちがいた。

『あれは…そう、水無月さん』

一応学生証は持ってきているから渡すだけ渡そうかな。

そう思って席を立とうとしたのだけど、後ろから来た水無月さんと瓜二つな女の子が水無月さんに話しかけて

「……五月蝿い。私は認めない、鞠亞、貴女が姉なんて!!」

と叫ぶようにいい、そのあと少しして一緒に連れていた黒髪の女の子と食堂を出て行ってしまった。

「えっと、なにがあったんでしょうね?」

姉妹喧嘩?にしてはちょっと変だったような。

『にしても・・・また渡せなかったなぁ』


※※※
ミケ猫さん
可愛すぎてお持ち帰りしたいくらいですー