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複雑・ファジー小説
- Re: 貴方と恋すると決めました〜未熟な僕達の恋愛論〜 ( No.41 )
- 日時: 2013/03/31 08:43
- 名前: 結縁 ◆hj52W3ifAU (ID: 8n45Dn2x)
姫城・結視点
「きゃっ……」
グイッと急に引かれた腕に驚いたのもつかの間、数秒もしないうちに腕は離されて……誰だったかも確認する間もないまま、人並みの中押しつぶされるように崩れ落ちた。
「も……ダメ……っ」
一度力が抜けてしまうと身動きも取れない。それに、もう十八時を回っただろう。それくらい長い時間、人込みは耐えるどころか増え続けて、呼吸するのも難しくなっていた。
「ちょっと……邪魔なんだけど?」
「ホントだよなー。こんなとこで座り込むなつーの」
「それでなくても込み合ってるんだから、なー?」
頭上から時々降ってくる迷惑そうな声。私は人に拒まれるのがとても怖くて仕方がなかった。怖い怖い……苦しいよ…。
泣くつもりなんてなかったのに涙が溢れて顔はグシャグシャに。もしかしたら一之瀬さんも来てるかもしれないという思いは既に頭から切り離されていて、今はただ、孤独感に包まれて、寂しくて悲しくて辛いそれだけだった…。
* * *
みなみさん
わぁ、凄く助かります!
そして嬉しいです♪
何か、結はと言えば、一人で食堂に突っ込んだ挙句、泣いちゃってる上に色々言われてますが……救出お願いします
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