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複雑・ファジー小説
- Re: 貴方と恋すると決めました〜未熟な僕達の恋愛論〜 ( No.44 )
- 日時: 2013/03/31 12:55
- 名前: 結縁 ◆hj52W3ifAU (ID: .rBrFMf.)
姫城・結視点
意識が朦朧として視界もぼやけて、自分が何でこんな場所にいるのかすらも分からなくなってきたとき。肩を叩かれ声を掛けられた。
「やっと見つけた…。大丈夫?」
この、声……聞き覚えのある声だった。凛としていて、どこか優しげな。
「ふぇっ……?」
情けない声と共に涙を拭って声の方を見上げてみた。其処に居たのは……さっき歌っていた男の人だった。
「……ぁ……」
そう確信すると寂しさや恐怖がなくなる代わりに顔に熱が上ってくるのを感じた。すぐに俯き顔を隠す。……凄く恥ずかしくて、上手く話せなくて……力が抜けてしまって、どうしていいのか分からなかった。
ただ、不思議とホッとしていて、さっきまでの息苦しさが夢か何かのようだと。そう思っていた。
* * *
みなみさん
見つけてもらえて安心やら、嬉しいやらw
カッコよくて良いと思いますよ!
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