PR
複雑・ファジー小説
- Re: 貴方と恋すると決めました〜未熟な僕達の恋愛論〜 ( No.55 )
- 日時: 2013/04/01 22:09
- 名前: みなみ ◆UqJnR0DYWY (ID: mogX9zR5)
【月宮紀視点】
「ぁ……あれ…?」
「え、危なっ…」
ふらりと前方に転びそうになった彼女を反射的に手を出して支えた。
間一髪…か。
「よっ…と。君、本当に大丈夫…?」
支えたまま、とりあえず彼女を立たせた。
支えて分かったけど、この子相当華奢な子だな…
綺麗な子なのは分かっていたけど…
「俺、飯取ってくるよ。何食べたい?」
多分再びこの子を人混みに戻すのは危ない気がする。
二人分くらいなら持ってこれるだろうし。
【月宮晶視点】
「……随分と善人のようですね。私にはそんなもの必要ないので……」
手を振り払って、そう言い放つ彼女。
真面目な子ではあるんだろうけど…年下(推定)にそこまで言われるとは。
俺も結構予想外なわけですよ。
そして、何か男子に女子が半ば強制的に連れて行かれたような…
「…あ、生徒手帳…!」
落としたのには気付いたみたいだけど。拾わずに廊下を歩いて行ってしまった。
これ、あとで届けるなり、次会った時に渡すなりしないと。
そのためには名前を確認しないといけないわけだけど。
「ちょっと失礼します…っと」
生徒手帳には彼女の顔写真と名前…あとその他諸々。
彼女の名前は『一之瀬茜』というらしい。
そして、推定通り年下だ。16歳。
…じゅうろくぅ!?
******
結縁さん
根本はいい子なんですってば…!
ほとんどの生徒が自分より年下なの分かってるから余計になんでしょうね…
しばらくバタバタしてるので、夜に二人分まとめて書かせていただきますね。
朔良さん
とはいえ、さすがの晶くんも茜ちゃんが16だとは思わなかったみたいです(笑)
ほぼタイプの違う二人ですからねー。
私も、彼らをどっちに転ばせるか悩み中です。
PR