複雑・ファジー小説

Re: 貴方と恋すると決めました〜未熟な僕達の恋愛論〜 ( No.57 )
日時: 2013/04/01 23:56
名前: ミケ猫 ◆v/rTh0HxaQ (ID: jhXfiZTU)

丘野 栄二視点


「いやー、ここはつくづくいい所デスネー! 楽しいデス!!」
「はぁ…呑気でなによりだぜ」
紀崎に散々振り回され、もうくたくただ。どうやったら話しされるだけでこんなに疲れるんだよ全く…


「楽しくないんデスカ?」
「そりゃそうだよ…俺が自分でこの恋愛を学ぶとか下らん学校入るか。こちとら彼女なんて出来る訳なく、留年の危機晒されてんだ」
「じゃあカノジョ作ればいいじゃないでショーカ?」
「それが出来ないんだよあほ。」
俺は部屋から出た。
あいつはなんて馬鹿なんだろうか。イタリア人は皆そうなのか?


ぶつぶつ愚痴を溢し、ズボンのポケットに手を突っ込みながら俺は食堂に向かった。


「うわっ、嫌な予感……」
食堂が近くなると、予想を上回るざわめきが聞こえた。
「さて…こっからが問題なんだよな」
ここは知っての通り恋愛を学ぶ学校だ。だから誰かと二人で行かなければ食事にありつけないという理不尽なルールがある。
こんな事なら紀崎と一緒に来た方が良かったか? それともこっそり抜け出してコンビニでも…いや無理か。結構厳重だしな、特に薔薇園の通路。



「あー、ここだったら恋愛できると思ったんだけどなー」
食堂の扉の前には長髪の女子が座り、喋っていた。
「……? あの〜………」
あっ、しまった!!? ついつい声を掛けてしまった…
赤髪の前髪で目元隠れている上にポケットに手を突っ込んでるて…俺よく考えたら不審者じゃね!?
ううぅん……__彼女がどう対応するか…


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碧様>>

絡んじゃいました(^^;其方がどう出るかは
お任せ致します