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複雑・ファジー小説
- Re: 貴方と恋すると決めました〜未熟な僕達の恋愛論〜 ( No.59 )
- 日時: 2013/04/02 00:40
- 名前: 結縁 ◆hj52W3ifAU (ID: rCDmS9bL)
- 参照: 誘拐中なうw
姫城・結視点
バランスを崩し、今度こそダメだと思った。そして、咄嗟に目瞑る。
「え、危なっ…」
だけど、予想に反して衝撃は来ず、代わりに何かに支えられている気がした。
「……あっ……」
「よっ…と。君、本当に大丈夫…?」
目を開けて見れば、支えてくれたのは、心配そうにしている男性だと分かった。……迷惑をかけてばかりだ。きっと、可笑しな子だと思われていて嫌われているだろう。そうマイナス方向に思考がいってしまい、泣きたくなる。
そんな私の気持ちを知らないであろう、男性は、体を起こしてくれてから尋ねてきた。
「俺、飯取ってくるよ。何食べたい?」
男性の言葉で思い出す。そうだった、私、ご飯を食べに来たんだった。色々あったせいで、すっかり忘れていたけど……。正直、空腹感よりも早くこの場を出たいという気持ちが勝ってる。でも、せっかくの好意を無駄にしたくはないし……。そうして考えた結果、出た言葉は——。
「えっと……たまごサンドを……お願いします」
考えた結果、出た言葉は、自分の好きな、たまごサンドだった。食欲は、あまりなかったけれど、好きなものなら食べられそうだったので、お願いすることにした。
「それと、あの……もう大丈夫ですので……離してもらえると…」
支えてくれているのは、助かったのだが、正直その、密着しすぎていて、恥ずかしい。顔もどんどん赤くなっていっているのを感じていた。
* * *
みなみさん
確かに年下相手だと本心を言いづらかったり、気を使うかもですよね。
了解しましたー。気長に進めていきましょうw
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