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複雑・ファジー小説
- Re: 貴方と恋すると決めました〜未熟な僕達の恋愛論〜 ( No.6 )
- 日時: 2013/03/28 21:37
- 名前: ミケ猫 ◆v/rTh0HxaQ (ID: k9gW7qbg)
紀崎 舞架目線
「キャッフーン!! ベッドもツクエもありマス! 寮生活って憧れマスネー!」
舞架は金髪の髪を揺らめかせ、飛び跳ねた。
「同室のコ、どんな人でしょうか? ワクワクしマス!」
あ、おっと! 自己紹介が遅れまシタネ! ワタシの名前は紀崎 舞架! イタリアと日本のクオーターデス!
「目指すは、友達百人デス!!!」
有名な歌の影響である。ミーハーなのでその内忘れるだろうから、放って置くとしよう。
と、その時、部屋の扉がゆっくり開けられる音がした。
「ひょえっ?」
降り向くと、黒い前髪が目元を隠した同い年位の男が立っていた。
「同室の方デスカ!?」
舞架が目を輝かせる中、男はしばらくしドアについた番号札をもう一度確認した。
「204号室…で、合ってるよな…?」
「はい、そうデスヨ?」
男は頭に手を乗せ、ため息をついた。
「マジかよ…」
「? どうしました?」
「………いいな? 誰だか知らねぇが、 俺はアンタとつるむ気なんてさらさらねぇからな!」
男は人差し指を立て、舞架の顔に近づける。
「へっ………?」
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