複雑・ファジー小説

Re: 貴方と恋すると決めました〜未熟な僕達の恋愛論〜 ( No.64 )
日時: 2013/04/02 20:13
名前: みなみ ◆UqJnR0DYWY (ID: mogX9zR5)

【月宮紀視点】

手を握り返してくれた彼女。
そういや名前聞いてないな…。
でも、とりあえずはこの人混みを抜けるのが先決。

 「…すいませんっ。通してください…」

声を掛けながら、このバカみたいな人混みを通っていく。
なるべく後ろの彼女に負担が少ないように。
…この学校、在校生何人いんだよ、全く。

 「っやっと出れた…。大丈夫?」

普通に数十分通勤電車乗ってた気分。
これが毎日あるとか、ちょっと憂鬱だわ…。
なんて考えながら、彼女を椅子に座らせて俺も向かいの椅子に座る。
彼女の名前も知りたいし…再び自己紹介しておくか。

 「何か今更な気もするけど、俺月宮紀って言います。
  これを機会にどうぞ宜しく」

にっこり笑って、そう言った。



【月宮晶視点】

 「あ、あのっ……先程は色々とすみませんでした……。失礼なことばかり……あ」

一之瀬さんが戻ってきた。
走ってきたのか、軽く息切れしている…。

 「……もう、確認してると思いますけど……私、一之瀬茜と言います。すみません、色々お世話になってしまって」

頭を下げられてしまった…。
やっぱり根は真面目でいい子みたいだ。
手には包帯巻かれてるから、多分保健室には行ったんだろう。

 「気にしなくても大丈夫だよ。それより、手は平気?
  …ほら、俺ギター弾いてるから気になっちゃうんだよね。それに、女の子だしね」

右手が利き手な子多いだろうし…
ましてや、女の子ともなれば、いろいろ心配なわけで…
一ノ瀬さんとのもこの出会いも意味がありそうだしね。

*****

結縁さん
 来るものは拒まないタイプだと思うので…!
 アタックすれば気になる存在になるはずです。
 でも、きっと若干気になる存在にはなっている…ような?

朔良さん
 あら、晶くん狙いに\(^o^)/
 彼は紳士予定なので…!優しいお方です。
 別名八方美人。
 出会いは大切にする方ですし、寛大なのでアタックあるのみです。


…そして、明日はバイトなので…夜にまた返しますね。