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複雑・ファジー小説
- Re: 貴方と恋すると決めました〜未熟な僕達の恋愛論〜 ( No.68 )
- 日時: 2013/04/03 07:08
- 名前: 碧 ◆ExGQrDul2E (ID: woIwgEBx)
日之影 葵目線
「ああ、全然お気にせず」
彼はそういったけれど、気にしないことなんて出来ないよ。だって、目の前に居るんだもん。
ていうか、私の方が気にさせる側だよね。ていうか、気に障る側だよねっ! なんか、ごめんなさいっ!
しばらくすると、彼は前髪をあげた。
すると、別にホラーなわけではなく、ちゃんと目もあった。それに、結構整った顔立ちだ。
じーっと相手の男を見る。
「綺麗な顔ですね」
そう本心を口にしたものの、めっちゃキザなことをいってしまった。
かおが赤くなるのが分かる。私はそれを隠す為に、手で顔を覆った。
あぁ、恥ずかしい。男相手になにいってるんだ、わたし。
だけど、私は今、恥ずかしい恥ずかしい言えている立場では無かった。
今の私は、モテる存在でも、チヤホヤされる存在でもないのだ。それに、友達が一人も居ないヤバイ状態なのだ。
だから、自分から頼んでいくしかないのだ。よし、頑張ろうじゃないか。断られるとしても。
「あの、ご飯御一緒してもらってもいいですか?」
隣に女の子はいないようだし、言いよね?
私は、OKを祈りながら顔の手を退けて、男の顔を見つめた。
別に、この人がすきなわけじゃないからね。本当に。
ただ、ご飯が食べたいからなんだから。
やっぱり、色気より食い気です、私わね。
__
ミケ猫さん>
私は一日中居ますからねー!
それにしても、私の子は妄想が過ぎる!「だって、本当に怖かったのに〜」
まぁ、よろしくお願いします。「別に私が嫁にいくわけでもないのに!大袈裟っ」
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