複雑・ファジー小説

Re: 貴方と恋すると決めました〜未熟な僕達の恋愛論〜 ( No.81 )
日時: 2013/04/04 21:45
名前: みなみ ◆UqJnR0DYWY (ID: mogX9zR5)


【月宮晶視点】

ふ…と微かに笑われた。
俺、そんな変なこと言ったかな…。

 「……あ、違くて……不思議な人だなあと思いました。
  怒りもしない、嫌な顔もしない。……優しいんですね」

そこまで言って、また再び俯いた。
こういう子は黙って聞いているのが一番なんだと思う。
いや、何となくだけど。

 「—ありがとう、ございました。助かりました」

ぎこちなくだけど、笑ってくれた一之瀬さん。

 「うん。どういたしまして、一之瀬さん」

俺も一之瀬さんにつられるように笑った。
笑ったら可愛い子だと思うんだけどな。
お世辞とかじゃなくて、本当に。



【月宮紀視点】

頼むもの頼んで、トレー抱えて元来た道を戻る。
相変わらずの人混みだけど、少し列を外れれば人は減るみたいだ。
えーっと、さっきの席は…っと。

 「…あ、いたいた。お待たせしました。
  って、あれ?メガネ外した?」

ずっとメガネしてたから、目悪いのかと思ってたけど。
目悪くないのかな…。それとも逆?
目悪いからこそ外した…とか?
少し見にくそうにしてるし、案外後者かもしれない。

 「ちゃんと見えてる?俺のこと」

席に座って、少し体を彼女の方に乗り出した。



*****

朔良さん
 ちょっと可愛いな、って思い始めた晶くんです!
 でも、まだ妹みたいな感覚なのかなー、って思いながら動かしてます。
 怒ると怖い晶くん設定なので…怒らせたら壁ドンが…(笑)

結縁さん
 無駄に勘の鋭い紀くん降臨です\(^o^)/
 これはもうどう見ても付き合ってんだろ…!
 ってくらいまでアタックしてやってください!