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複雑・ファジー小説
- Re: 貴方と恋すると決めました〜未熟な僕達の恋愛論〜 ( No.84 )
- 日時: 2013/04/04 22:27
- 名前: 結縁 ◆hj52W3ifAU (ID: BEwdzozk)
姫城・結視点
「…あ、いたいた。お待たせしました。って、あれ? メガネ外した?」
眼鏡を外してから少しして、人込みの方から月宮さんが戻ってきた。
机に買ってきた物を置いたらしい月宮さんが、早速私が眼鏡を外したことに気づいたようだった。
……目の前にそれらしい影があるけど、やはり、ぼやけてあまり見えない。これなら、一緒でも食べれるかな? そう思ったときだった。
「ちゃんと見えてる? 俺のこと」
不意に影がグイッと近づいてきたかと思うと、だんだんと輪郭が、はっきりしてきて……。
「っ……?!」
鼻先にある月宮さんの顔を見て驚いた私は、後ろに顔を引いた。
び、ビックリした…。心臓はドクンドクンと脈を打っていて、とてもじゃないけど、目なんて合わせられないと、そう思ってた。
「えっと、その……ごめんなさい」
質問には答えずに、急に顔を背けてしまったことを謝った。
……何だか、挙動不審な行動をしている気がする。変な子だと思われませんように。そう願いながら、月宮さんの言葉を待った。
* * *
みなみさん
勘が鋭い紀君もカッコいいと思います♪
え? いいんですか。そんなにアタックしてしまってもw
でも、結も奥手な子なので、意外と難しいかもしれないです。
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