複雑・ファジー小説
- Re: 貴方と恋すると決めました〜未熟な僕達の恋愛論〜 ( No.87 )
- 日時: 2013/04/05 02:20
- 名前: 戻木 (ID: AHLqKRWO)
千冬視点
ずっとお姉ちゃんを待ち続けていた私だったが、どうやらお姉ちゃんにもいろいろあったらしい。
でも、まさかいきなり知らない男の人を連れてくるなんて・・・しかもちょっと怖い。
『いや、見た目で判断しちゃだめなんだろうけど・・・』
2人のやり取りを見ている限りあまり友好的な性格ではなさそうだし・・・。
普段はあまり人見知りせずにある程度は話せる私だが、この人に関しては少し様子を見よう。
・・・お姉ちゃんは認めないだろうけど、なんとなくまんざらじゃなさそうだし・・・意外とお似合いかも。
千夏視点
どうにかばれずに全員分の食事をゲットした三人は千冬がとっていた席に座り、食べ始めた
「でさ、大亥川先生ったらひどいんだよ。まったく馬鹿にしないでほしいよねー」
「・・・それは言われても仕方がないんじゃないかな」
主に話をしているのは私たちだけで男子生徒は黙々と食べていた。
『本当に、この人はご飯を食べるためだけに私を攫ってきたのか』
別に根に持っているわけではないが・・・女の子として見られていないのがどうにも納得いかない。
さっきだって女の子が袖を引くとか、耳元で囁いてくれるとか、結構男の人が喜びそうな行動を性に合わないながらもやってみたのだがまったく無反応だ。こうなったら、私の中に少しは存在する女の子としてのプライドにかけて・・・少しでも意識させてやる。
「えーそうかなぁ・・・。あ、すこしチャーハンもらうね。」
さりげなくチャーハンに手を伸ばし素早く口に運ぶ。そして、男子生徒が何か言うために口を開いた瞬間私のカレーをすくい口に入れる。
『さぁ、どうだ・・・!。さりげなくの関節キス!さすがに反応するでしょー』
※※※
結縁さん
なんか姉のほうが変なベクトルで暴走し始めましたね。冷静にあしらってあげてください・・・。
お風呂!裸の付き合いは大事ですよね!
妹が晶くんに出会えるのはいつになることか・・・