複雑・ファジー小説

Re: さぁ 正義はどっち ?【第2回オリキャラ募集】 ( No.101 )
日時: 2013/08/05 13:02
名前: メルマーク ◆kav22sxTtA (ID: TM72TTmK)

011 カメルリング王国ルート


朝食をとるために発明家家族はシュタイン亭のカウンターに座っていた。羊肉の焼けたいい香りが店内に広がり、腹の虫が騒ぎ出す。
シュタイン亭は羊肉のロースとマトンを食べるにはもってこいの店だが、どうやらルークにとっては出会いの場らしい。
肉のいい香りにうっとりしていると、なにやら店外から騒がしい声が聞こえてくる。
ミルフィーユは完璧に気にしていないようだったが、ルークとラグは顔を見合わせて入り口を見つめた。

爽快な音を立てて呼び鈴が鳴り、扉が開くと、二人組みが入ってきた。
入ってきたというよりも・・・二人のうち小さな少女は無理やり連れてこられたというような登場をした。
銀髪のクールそうな風貌の青年が脇に白い服を着た青い髪の少女を荷物のように抱えて、入店してきたのだ。
「放せロリコンがぁー!」じたばたする青い髪の少女は青年の背中にくくりつけられている銀色の大きな鎌に手を伸ばそうとするが届かない。
青年は腰に二つの剣を下げているので、もしかしたらあの大鎌は少女のものなのかもしれない。
「あー、女将さんケーキひとつ頼めます?」
ロリコンロリコン連発で言われても気にしないその青年は女将さんにふつうの客のように当たり前に注文する。そして脇に抱えた少女に緑色の綺麗な目を向けていった。
「ここのケーキうまいんだぞ、ノイアー」
ノイアーと呼ばれた青い髪の少女は、髪と同じ青い瞳でロリコン青年をにらみ上げた。
「わ、私をケーキで釣る気か、このロリコンが!何でこんなロリコンが傭兵として王国に雇われてるんだ!しかもなぜ同僚なんだ!」

「え、傭兵?」ぽかんと口を開けて見入っていたルークは、ノイアーの言葉に更に目を見開いた。
どう見たってラグと同い年くらいにしか見えないのに、傭兵で王国に雇われているとは驚きだった。
「む・・・?」ノイアーがこちらに気付いた様で、その真青色の瞳をルークに向けた。
ブーゲンビリア風の真っ白のワンピースを着た彼女は、どこか海の近くの邸宅のお嬢様のような印象を彷彿とさせる。どう見たって戦うイメージとはかけ離れていた。
「そうだぞ、私は傭兵だ。おそらく最年少のな」
ふふんと笑ってクールに決めたようだったが、荷物のように抱えられているので貫禄が無い。

「あらボウヤ傭兵に興味あるの?」と、カウンター奥から女将さんがルークに声をかけた。
女将さんは発明家家族達の前に羊肉の乗った皿を並べ、ケーキを用意している最中だった。
「だったら、そのジョレスさんに話を聞いたらどう?性癖に難ありだけど悪い人じゃないから」
性癖に難・・・たしかにロリコンだし・・・とルークは少女を抱える銀髪の青年、ジョレスを見た。
何か質問でもあるのかい、とこちらを見ているジョレスに、ルークはおずおずと言った。



ジョレスさんが予想以上に変態になったけど・・・ノイアーを前にしたら誰でもロリコンにry
いやでもジョレスさん17歳だから現代感覚だと合法なんですよねw
連続幼女誘拐とかしなければ結構セーフですよねw
変態書くのが意外にも楽しかったです!!