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複雑・ファジー小説
- Re: さぁ 正義はどっち ? 参照2000ありがとう御座います! ( No.280 )
- 日時: 2013/09/01 22:40
- 名前: メルマーク ◆kav22sxTtA (ID: V8vi7l6T)
参照二千記念 番外編022 傭兵の黒と従者の白
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王都の中枢に配置されているカメルリング城の第一印象は、デカイ、だった。
乳白色の石造りの壮大な城は、晴天と言うよりは曇り空が良く似合いそうだ。光を浴びると淡く紅色に染まる、角ばった城。取り囲むような壁と、天に向かって三角形のブロックを取り付けたような塔が目立つ、正統派の城だった。
「すご・・・」
城は小高い丘に設立されている様で、長いスロープが城をぐるりと取り囲むようにあり、王国兵士がずらりとそこに立ち並ぶ。
騎士が大切にされている国らしくいたるところに剣を天に向けた、馬に乗る騎士の石造が置いてある。
ラルスが三人と荷車を城へいれてくれと頼み込んでいる間、手に入れた視覚的情報はこれくらいだった。
「盗賊団を?—あの子供たちが?」
そうです、とラルスが三人の、盗賊団を締め上げたという手柄を話すが門番のような男達は笑って相手にしない。
保留 さようなら夏休み!
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