複雑・ファジー小説

ステージ1 「私立麗美高等学校」 ( No.2 )
日時: 2013/10/08 20:00
名前: 417 (ID: ptyyzlV5)

【一】


『おめでとうございます!!あなたはギミックへの参加資格を手にいれました!!』

たったらーん、という愉快なBGMと共に、その声はあのメールの最初の文を言った。

『それでは、これよりいくつかの説明をしますね!!』

ぴろぴろりんっ!!という音がして俺の前に青い半透明のパネルが現れる。その内容を俺は冷静に読み『声』を待った。

『今回のギミック会場は私立麗美高等学校になります!!会場は外部と空間を仕切らせていただきましたので、存分にゲームをお楽しみ頂けます!!構内地図はご覧のものを後程携帯電話へと送信させていただきます!!』

ぽーん、と音がしてパネルの内容が切り替わる。それとほぼ同時に同じようなパネルが更に三枚現れた。

『今回の参加者は7名となっております!!各参加者の名前、性別、年齢及び顔写真のみ公開しますので、その他の詳しい内容はゲーム中に自ら手にいれてください!!』

言い終わるとパネルは最初の一枚を残して全て消える。

『鹿波 翔貴(かなみ しょうき)様は4回目の挑戦ですね!!現在のステータスはこのようになっております!!』

【名前:鹿波 翔貴】
【クラス:学生・学者】
【レベル:32 (After:39,617)】
【付属能力: 鑑定(Lv11)
  精神統一(Lv6)
  祈り(Lv1)】
【所持金:2,765,430】

『それではこれよりあなたをギミック会場へと強制転移します!!後武運をお祈りしております!!』

もう4度目にもなる不思議な浮遊感。それを感じると同時に俺の視界は黒く染まった。