ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

◆

　結局寝たのは明け方。しっかり睡眠をとれなかった三人。ミキは朝起きて一人増えていた事に驚いていたが、説明と謝罪を聞いて許可を出す。
朝から大きな欠伸を連発していたグライトにミキは少し困ったような視線を送る。

「夜遊びもほどほどにして下さいねグライト。体を壊しますよ」
「はぁい……ふぁあ〜……」
「今日にはここを出ます。食料調達、水分調達、そのついでにお土産でも買いに行きますか？」

ほほ笑んだミキにグライトは目を輝かせる。

「チョコレート！」

一気に眠気が飛んだのかグライトは元気に走り出した。その後ろにユーノも続く。先の方で二人は止まり、チョコレート屋に仲良く入って行った。
ミキは二人を見送り、隣で歩いているソラを見る。

「あれ？　ソラさんは行かないんですか？」
「べっつにぃ」

ふてくされたような態度のソラに、ミキは笑顔を見せる。

「妬いているんですか？」
「なにを？」
「ヤキモチ。あまりおいしくないもちですよねぇ」
「……ッうっさい！　別にあいつがどうとか思ってないし！」
「はは、わかってますよ。行っておいで、話していると落ち着きますよ」
「わかってる！」

ソラは続いてチョコレート屋に入った。割り込むようにグライトとユーノの真ん中に入り、チョコレートを眺めるソラ。
それを眺めながらミキはリーブルを抱き上げる。

「友情ですね」
「にゃあ」
「あ、昨日はお疲れ様です。やっぱり何かあるもんなんですね」
「にゃ〜」

そんな会話をリーブルと続けるミキ。そのうちグライト達は選び終わり、買ってくれとミキを呼んだ。ミキははいはいと言いながらお金を払いにレジへと向かった。