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＿＿驚くほどの、涙の滴が。部屋に充満した。
　　涙の海に溺れて、逃げて来られないような。
　　酷い錯覚が。僕自身を支配して。きっと。
　　誰かに支配させれているのでは。無く。
　　どうしようも無く、情けない自分自身に。
　　溜まらなく。怒っている。それだけ。＿＿



Ｓｔａｉｒ＿30　涙の雨が、虹の架橋を。創る。



嗚呼。今日もだ。夜が怖い。闇が怖い。
どうしようも無く、寂しくなって。
自分だけが、どうしてこんなにも。
辛い想いを背負わなければ、ならないのだと。
どうしようも無く、奢り昂ぶった思考を。
ぐるぐる。くるくる。ぐるぐる。くるくる。
廻して。回って。周して。どうして。どうして。
嗚呼。情けない。とにかく、こんな事ばかり考える自分が。
途方も無く。情けない。悔しい。苦しい。
助けて、なんて。死んでも言わない。
僕は、そんなに弱くは無い。
意固地だと、批判されても構わない。
どんなに、傷付いても。絶対に。絶対に。
助けて、なんて。言わない。死んでも。言わない。
強くなりたいから。もっと。もっと。もっと
強く為りたいから。だから。だから。だから。
涙の海に、溺れても。二度と。戻って来れなくなっても。
助けてなんて。言わない。死んでも、言わない。
嫌いなんだ。大嫌いなんだ。溜まらなく弱い自分が。
生きなくちゃいけないんだ。生きなくちゃいけないんだ。
ひとりで。自分の脚で立って。弱い心を背負って。
強い意志を持って。覚束無い、道を辿って。
暗い昏い闇の底も。明るい明るい日差しの下でも。
苦い苦い湖の中でも。大きな大きな茂みの中でも。
強い強い風の中でも。苦しい苦しい明日の中でも。
だから。だから。だから。



涙を拭いて。明日を夢みて。
激しい雨のが上がれば。最高の虹に出逢えるから。
きっと。きっと。きっと。きっと。

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アケビの花言葉：才能。唯一の恋。