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複雑・ファジー小説
- Re: 夢みる少女は、黒の階段の上を歩く。【31段、のぼったよ。】 ( No.77 )
- 日時: 2014/04/15 22:05
- 名前: 羽瑠 ◆hjAE94JkIU (ID: xVgmFESq)
- 参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode
__掛った橋の向こう側に。消えたのは。
幻のような現実で。瞳を奪われた。
息を呑んだ。言葉が出ない。ただ。
涙の雨が、僕の心を包み込んで。__
Stair_34 夢のさきに繋る、七色の星。
夢なんて。遠いとおい遠い先の話だ。
叶うはずが、無い。諦めていた。すでに。
何時まで経っても。辿り着く事が無い。
だから、何だろうか……?
人は、瞳に見えない幻想を追いかけて。
意味の無い努力を繰り返して。
此処に、立って。この場所で生きて居て。
人間と言う存在自体が、
結局は、意味の無い者なのかもしれない。
そんな事を考えたら、自分なんて。
本当にちっぽけな存在で或る事に気が付いて。
また、大きく笑う。あは。あはははは。
それで、構わないじゃないか。
だったら、大きな夢なんて描かなくたって。
有名とか。名誉とか。いらねえよ。
そんなもん在った所で。何の役に立つ……?
そんな物。きっと。きっと。きっと。
無駄なだけだ。自分自身が奢り昂ぶって。
前進出来なくなる。前に進めなくなる。
成長点が、今のまま止まって。
さらに、惨めな自分に為るだけだ。
だから。だから。だから。
馬鹿みたいな目標を掲げて。
阿呆みたいな夢を描いて。
虫唾が走る程の現実を生きて。
毎日。努力を重ねて。
重ねて。かさねて。重ねて。
生きていかなければ成らない。
それが、例え。全て無駄でも。
頑張るしか、無いのだ。きっと。
_________明日が大きく笑ってくれるのなら。
夢のなかにでも。おおきな橋が架かって。
ゆらゆらと渡れるのだろう。
でも。きっと。それは、遠い。
だから、僕は。今日も。
夢の中で、虹を傍観するだけ。だ。
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