複雑・ファジー小説

Re: Это убивает【3/3 SUBSTORY更新済】 ( No.26 )
日時: 2014/03/06 14:24
名前: 零堵 (ID: 8uT9fcFc)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode=view&no=7683

アンソロジーの依頼が、あったので、カキコしたいと思います。


In the case of the volume on extra, and HAZAMA


桜庭(おうてい)高校、この桜庭高校に一人の人物がやって来た。
黒い髪を靡かせて、華奢な体、その人物は教卓の前に立つと、こう言う。

「皆さん、始めまして〜廻間(ハザマ)です、趣味は、ひ・み・つ、よろしく!」

その姿を見て、クラスメイトはその廻間を見て、驚いている。
何故なら……その容姿が、奇怪に見えたからだ。
素顔を隠しているのか、白い紙を貼り付け、さらに腕に重々しい鎖がつながれているからである。
その姿を見て、まず驚いたのが、クラスに在籍している凪(なぎ)だった。
廻間は、先生に席を指名されて、その席に着く。
その姿は、教師内でも異質な存在を醸し出していて、異様な雰囲気を漂わせていた。
そして、先生が何事も無かったかのように、授業を初めて、時間が過ぎていく……

昼休み
凪は、椅子に座っている狭間に話しかける事にした。

「何で、お前がこのクラスに来たんだ」

「来ちゃいけなかったかな?」

「何か、用があってここに来たのか、疑うぞ」

「ふーん……そんな考えね……まあいいや、特に何も考えてはいないよ、事件性も無いしね? で……」

「で?」

「どう思う? この格好」

狭間にそう言われて、凪は考える。
こいつ……何を考えているんだ? と
狭間の格好は、いつもの白い法衣では無く、学校指定の制服を着ている。
その制服は、男物なので男かも知れないが、顔を隠しているので、素顔が解らず、男か女かどうか、全くの不明だった。

「どう思うってな……問題を起こさなければ、特に無いな、それでいいだろ」

「そう? あ、そろそろ授業が始まるみたいだね、席に戻ったら?」

「ああ」

狭間に言われて、凪は席に戻る。
そして、チャイムが鳴って、次の授業が始まった。
それ以降、何事も無く時間が過ぎていき、放課後になった。
放課後になって、狭間が凪に話しかけてきた。

「ねえ」

「何だ」

「つまんない」

「っは?」

「君達が、学校に通っているからさ? 面白いかな〜と思って、来てはみたんだけど……何にも起こらないし、授業はつまんないし、楽しくないや」

「なら、どうするんだ?」


「うーん……あ、何か面白い事を見つけにいくよ、それじゃあね」

と、そう言って、狭間は何所かへと消えていく。
それ以降、狭間が学校へと来る事は、無かった。
凪は、来ねえなら、学校に転校して来るなよ? 金の無駄だろ……? と、思っていたのであった……


はい、零堵(れいど)です。
アンソロジーを書いてみました。
ひとつご報告、スレッドにオリキャラの出てる作品は、NGと最初に書きました。ちゃんとそれを見てから、書き込んで下さいませ
依頼、ありがとうございました。