複雑・ファジー小説
- Re: Это убивает【今回閲覧注意】 ( No.60 )
- 日時: 2014/05/02 19:55
- 名前: サニ。 ◆6owQRz8NsM (ID: tRamSAT8)
- 参照: http://subtlestyle.net/en-1/index.html
Fourteenstory—toothed wheel—
データ消えるとかまじないわ\(^o^)/
買いてる途中強制終了されて文章リセットされた
携帯氏ね
てことで書き直しだよ畜生が。
(嵜視点で書いてみる。)
「………………」
「あ、嵜!おはよ」
むくりと体を起こす。
「……………今のは」
「嵜?今のって?」
廻間がこちらに視線を送る。
紙越しなのでホントにみてるかは判らないが。
それよりも気になるのは—————————
天井まで届かんとする書棚。
数々の絵画。
隣にいる凪。
一体この状況はなんなのだろうか。
廻間が座っているのは、大理石やソファでもなく、リクライニングシート。
手元には渚家のプロファイリングノート。
………………ということは。
「ここ、母さんと父さんの部屋でしょ」
「うん」
そう、別荘での両親の部屋。
この別荘はとりわけ絵画が多いことで有名だった。
それゆえ贋作もあるのではないかと疑われたが。
「なんでこんなところに…………さっきまでホールにいたはずじゃ」
「あれ、記憶ないのか。嵜、廊下で倒れてたんだよ」
廊下で倒れてた?
確かに部屋に行こうとした記憶はある。
そこからが思い出せない。
となると、意識がなくなったのって、そこ?
でも誰が運んだのか……………
「あ、運びましたー」
それを察したかのようにそう言う廻間。
やっぱりお前か…………
「そういやあの頃も運ばれてたなぁ」
「はえ?」
「ほら、預かる時の」
「……………ああ、あの時の」
廻間も思い出したようで納得していた。
私が肩、凪が横に担がれてたっけ。
当時にしてみれば怖かったろうけど。
「そういやさ嵜。そこの煙管取ってくれないかな」
「これ?」
「そうそう、あとそこのマッチも」
私はそこにあった煙管とマッチを渡してやった。
すると廻間はマッチに火をつけ、煙管にその火を入れた。
紙の下にあるであろう口にもっていき、煙を吐く。
ちなみに窓は空いてある。
煙管の煙が漂う。
「嵜が倒れた理由って、眠かったからじゃないかな。」
廻間がぽつりという。
「そうかもね」
それに対し私はそっけなく答えた。
とりあえずメガネをかけ、立ち上がる。
すると廻間は少し買い物してくるといい、部屋を出た。
私は久しぶりに両親の部屋を散策した。
部屋というのには無駄すぎるくらいおおきなへや。
子供の頃の私の夢が、この部屋を充分に散策することだった。
暫くして、棚の一つに倒れた写真立てがあった。
しかもホコリもかぶっていた。
私はひとつ疑問が浮かんだ。
なぜホコリをかぶっているのだろう。
というのも、この部屋は廻間が掃除しているはず。
廻間は部屋に関しては綺麗ずきで、毎日掃除を欠かさない。
そんな廻間がなぜこれだけホコリまみれのまま、放置しているのだろうか。
私はホコリをとり、写真立てを立てた。
しかし、私はこの後後悔した。
直さなければよかった。
両親と、『知らない子供』の3人が写っていたからである。