複雑・ファジー小説

Re: 猛獣を手繰り寄せる、瞳のさきには。 ( No.126 )
日時: 2014/05/07 21:12
名前: 羽瑠 ◆hjAE94JkIU (ID: ouuVQhrA)

[嗚呼。君を思うだけで 近づいていく距離を ただ過ぎていくだけの時間が 遠ざけていく。恋?故意?来い?終わらせない 私が思い続けるだけで存在するだけのゆめだから。夢?ゆめはゆめのなかでだけ。耀いて居た。いつまでも。今日もまた貴方を夢に見た。不安な気持ちの夜は決まって貴方が。もう、やめて。それ以上優しくしないで。貴方から、離れなくれられなくなる。あたしは、ひとりで強くなりたいだけなんだ。だから。だから。あの輝く星はあなたの名をもらった星ですか。抱え込んだ膝小僧が昔よりも大きくなったと感じながら船旅を楽しむ。あの星も惑星もぼくを見ているようで見ていない。君たちはいつだって眩しくて、明るいのに、その届けた光が受け取る光をかき消してしまっているんだよ。誰が思っても、いつだって一方通行。気づいてぼくに。気づいて想いに。何光年も離れたあなたへのラブレター。太陽の光に押された船に乗ってあなたへ届けます、なんて。星の降る海へ。きみへの愛の言葉を囁いて。恐怖が襲うようで眠れなくて。 またおやすみ、といってくれるあなたを見守る私はなんなんだろうね?またこの頃。大丈夫ですか…?あたしは貴方を何時まで経っても見守っていますから。いつでも。助けを求めに来てね。きみは、ひとりじゃない。鍵盤を弾く  僕の心は 雨にぬれて 指先が凍る。音色の深呼吸が、聴こえて来た気がして。今日も、おおきく鳴いた。指輪が過去を孕んだなら 変わらぬ美しさ.を見るだろう。声が心臓を揺らしたなら 未来にだって響くだろう。 太陽の奇跡と今だけの血潮に 過去と未来の全てを捧げよう。あらせいとう。陽が降る。きょうも。雨が止む。明日も。星空が廻る。季節も廻る 地球も静かに回る。みんなみんな廻ってひとつ。廻る周るマワル回るまわる。今日も繰り返す 無情な行動 朝は希望を奪い 夜は絶望を生む 背中を向けて 空へと叫ぶ 『また明日』  せめてゆっくり眠らせて…?]

Re: 猛獣を手繰り寄せる、瞳のさきには。 ( No.127 )
日時: 2014/05/07 21:21
名前: 羽瑠 ◆pppAtQkMuY (ID: ouuVQhrA)

[嗚呼。私は五つめの満月。その日の月は、紅くて、はっきりしていて、不安にさせる。怖い。迫り来る恐怖。五つめの満月は、ボクを襲って。逃げられない僕は。ボクは。ぼくは…?いつかの朝が言っていたことが    幻でありますように    君の涙を隠すため、僕はこっそり夜になる。こっそり夜。陰になれば、何も怖く無いと。そんな事を想った。地球が回るように僕らも回ってる         ほら、今だって                 同じ空の下で二人重なり合う時を         君と僕の家で                  冷たい世間に負けたくないよ           いつだって僕らは一人              だけど、君にあって初めてわかったんだ      地球が一周する間に               僕は、君を思うことができる           声より速く、光より速く             思いは伝わる  一周廻って。きみのもとへも。いつか僕のために涙を流してくれる君へ。ならその涙を拭うのは僕であるべきだ。つよがりの言い訳。なくしたものを後悔して僕たちは足踏みしてるんだ。あとどれほど後悔すれば、明日は来るのだろう。なくしたものを。取り戻すためには。ねぇ? 知ってた? 君の隠した 僕を見下した目 ずっと知ってたよ それを僕は見下してたの。ごめんね。いま気が付いたよ。見下していたつもりは無い。僕はただ。きみと対等で居たかっただけなんだ。僕が君に見せたかったのは、何てことない日常に潜む、屈折が生む美しさの数々で。僕が君に見たかったのは、いつか無くしてしまった宝物のオルゴール。君へと想いが届けば良いと。神様に願った。今わたしが 背中に向かって 「好き」って言ったの ぜったいに 気づかないで。伝えない告白。でも。ほんとうはとっても気が付いて欲しかった。かなしい告白。人がひしめき合うここで、孤独はたくさんある。私もその1つだろうか。電車のなかで。孤独を叫んだ。今日の不満は明日へのエネルギー 今日のさみしさは明日の愛しさ 。もしかしたら 君も同じこと 想ってるのかな…?放課後。想っているよ。君の事をいつだって。嫌なことはもちろんないほうがいいし、辛いこともないほうがいい。でも、楽しいことより辛いことからしな、優しさとか強さは生まれないような気がするんだ。そうだね。合ってるよ。優しさや強さは、とっても辛い思いから、生まれてくる。だから。優しい人は、とってもこころの強い人なんだ、って。僕は想うよ。]

Re: 猛獣を手繰り寄せる、瞳のさきには。 ( No.128 )
日時: 2014/05/07 21:21
名前: 羽瑠 ◆oEryf/uxzI (ID: ouuVQhrA)

[嗚呼。僕は夜が怖い。睡魔が僕を襲って今日の僕を連れていくから。だって明日の僕は違う僕で今日の思い出や記憶がない。魔法の薬は憂鬱を抑え、楽しさを奪い、眠りへ誘う。そして全てを自動リセットし、新しい僕のクローンを産み出す。夜の悪魔は、あまりにも残虐で。あたしは、苦しくて泣きそうになって。君じゃない。君じゃない。君じゃない。 存在否定?自業自得?現実主義の反思想? もっと感覚で生きたいんだ。魂の鋒で、一番繊細な儚いところに触れていたいんだ。 そんなの駄目なんて、言われたって構わない。だってそれが、僕の生きる唯一の方法なんだから。生き永らえる魔法を今日も賭けてもらえたらなあ、なんて。おおきく笑った。ふわりふわりあの人の元へ、夜を越して飛んでいく綿毛のような恋心。綺麗に咲かなくても、いつかなくなってしまっても、いつか悲しみの種になっても、かけがえのない、恋心。さようなら。幸せに眠って。限りある。あいすべき君へと。ささやかな、思いを此処に記して。苦しくなった部屋を飛び出してきたの 全部を避けて逃げ出したココロに 陽の光は眩しすぎたけれど 朝を急かす夜だって好きにはなれなくて 何かがほしくて 冒険好きな子どもみたいに 動きを止めた港に忍び込む ひろがる海にも忍び込めば 海水に融けてきえゆくナミダみたいに わたしも 空と海の境界線が融けたあたりで いっしょに融けてしまえるのかな なーんて、独り言 潮風がさらう 一つの夜のカタチ 。ひとりぼっちのカナヅチ。久しぶり。また、君と出逢えてうれしいな。生きていますか ねえねえ うん… どうだろうってなに? ねえ、今ちょっと面倒くさくなったでしょう うーんじゃなくて もう少し教えなさいよ いつでも切れない電話に尋ねてみるけれど  僕は気まぐれ。もしもし…いんたーほん。答えて!あたしはここに居るんだから。思い出せないって言うけどさ、忘れてないから思い出せないんだって ただ覚えてるだけじゃないんだから 大切だってことを覚えてるから、僕らはまた出会えるんだよ。そうだね、堪らなく逢いたいなあ。きみに。町の街灯が明るくて気がつかなかったよ… こんなにきれいだったんだね。君が隣にいればもっとキレイに見えるんだろうなぁ。いちばんぼし、みいつけた。]