複雑・ファジー小説
- Re: 猛獣を手繰り寄せる、瞳のさきには。 ( No.144 )
- 日時: 2014/05/15 21:20
- 名前: 羽瑠 ◆EwbL1FqSSk (ID: wxv5y7Fd)
[嗚呼。悲しい悲しい 御伽噺 何時の頃か ただの喜劇になった 辛くて辛い 歴史語り 何時の頃か ただの幻想になった 積み上げたはず 綺麗に積み上げたはず 土台は変わらず 中身は代わって 触れたものを どこまでも侵していく 暁の空に 響いたメロディ 誰の耳にも 届かないまま 空へと消えた 暁の空に 響いた慟哭 誰の願いも 解らないまま 地に還っていった、暁のそらのしたで。おおきく鳴く…!羊 羊 羊 羊 山を越えてきた僕の眠気は今も意識の底 そういえば アノ子のことはどうするつもり? あっ…まだ降りなくてもいいか 羊 羊 羊 羊 隣に誰かいたのにな 適当にやって 中途半端な決心で座る あっ…もう少し眠れるな 羊 羊 羊 羊 あっ…やっぱり ヤギだった 羊 羊 羊 羊 少し眠いけど これ以上は眠れないから降りるしかないな そんな人がたくさんいる社内 子どもが泣いてるよ 眠れないけど 仕方ない 優先席からの景色は、複雑だ アナタも隣に座らない? 僕はちゃんと自分の足で立つことにするから♪揺れる車内に、きみの視線を感じながら。例えるのならきっと、真っ白な画用紙を前に、何を描いていいのか分からない様な気持ち。捕まえたと思ってもスルリと透き通って消える。全てが分からなくなったのはいつだっけ。何か大きな忘れ物、君に聞けば分かるかな。じゃあいっそ、あの日の涙で描こうか。私の涙で、あの頃の、君の希望と私の夢を描こうか。名前の無い画家。残念ながら、僕に聞いても答えは解らない、だって。答えはいつも、君の胸の中に在るから。だから。偽と真はいつも背中合わせ 善悪すり替える力は持ち合わせている 地面に叩きつけて 血が滴り落ちたって 構わない 忌まわしい悪魔。心室。人を殺しちゃ、いけないよ?そして、自分自身も殺しちゃいけないんだ。わかった?ねえ、いま僕は僕らしい? なんて聞きたくなったのは 君が とても君だったから 僕はまるで馬鹿だし すなおに弱い ただなにか伝えるために こころ時間は生き急ぐ。声の鳴るほうへ、君の姿を見つけた気がした。言の葉つらつら綴っているの 思い出した 気持ちぽかぽか そうね、此処はいつまでも 私の居場所、ただいまのはじめまして。美しき春よ、何度も潜り抜けた暗闇の先に おそらく一番長いトンネルを抜けた先に 君が居ると 終わりも始まりも、僕一人ではないのだと。強がっても、寂しくはないよ。オレンジライトが、僕を夢へと導いてくれたから。だから。できれば、君のてをとっていたい]
- Re: 猛獣を手繰り寄せる、瞳のさきには。 ( No.145 )
- 日時: 2014/05/15 21:20
- 名前: 羽瑠 ◆TYpsKGEN/k (ID: wxv5y7Fd)
[嗚呼。嗚呼 昔と比べて歩幅が大きくなったな、変わらないものは、いつも。君の泣いた笑顔だけ。だけ…!「深層心理」とか 「未来のお告げ」とか 結局よく分からないの いつ どこ だれ メッセージの真実 ちょっとだけ 気になっちゃうな これから見えるのは 何なんだろう きっと僕にも 知らない世界ね、おやすみ、フォーチュン。嫌な夢ばかりだ、最近。それはきっと。大嫌いなあの子の性だなんて。嘘で嘘を塗りつぶした。君も私も、わたがしみたいに溶けることができたらいいのに。そしたらすごく楽なのに。楽かな。そんな事しちゃったら、クルシイ想いしただけで終わらない…?難しいことなんて 言えないし 時代に問いかけるようなことは できないけど わたしの声が だれかに届くのなら ちっぽけで弱い言葉だけど たくさん集まったら 大きな言葉になる だれかに届くほど 大きな 声になる だから ありのままな わたしでいたい 、そこらへんの言葉をわがままで建て並べた。だから、今日も大きな声で。さ、け、べ!!!自分は何も出来ない、特別な才能も無い。毎日をただただ過ごすだけ、いつも独り。こんな人はそうそう居ない、でもこれで良い。自分がそうありたいと、望んだなれの果てだから。ほんとうでそれで良いの?苦しくは無いの?独りはツライ。みんなひとりだけど、でも。ひとりはつらい。車屋と語らった自動車哲学が 厚みを増して渦を巻く。 眠らなくたっていい今夜、呑まれてしまえ 筋だけは通す、男と男の友になれと願う、瞳が覚めた、真夜中過ぎの即興詩。きみに届けば良いなんて。叶いっこ無い願い事を。今日も、唱えて。僕らは傷のない綺麗なそれを必死に探した。ラムネの瓶に必死に指を突っ込んだ。まるで自分の心そのもののように、綺麗で透き通ったそれを追い求めた。 ...あれから数年 僕らは大人になった。機械に映る人々を笑い、機械を耳に突っ込んで、手元で機械をいじくるようになった。 年齢とともに変わりゆく僕らと、時代とともに変わりゆく遊び。 僕らの心はもはやどこにも受け継がれず、新しい時代の波に飲み込まれてしまった、「びいどろ」操られていたのは、奴らじゃなくて。もう、僕らなんだ。悲しいけど、受け入れなければならない。哀しいゲンジツ。ひかる舞台の上で 私の気持ちを 旋律に 知ってる人にも知らない人にも 伝えたい音がある 私の指を 私の、こころを聴いてよ 白と黒に両手を添えたら、始まりの合図。すこしの間 ことばに、さようなら。ぴあのの鍵盤は、いつでもあたしの味方だから。声を聴かせて、ドビュッシー。さようなら、ドビュッシー…?僕らの 指差した一等星は 淡々と 掴めないな 涙の跡が 揺らぐ波間に 残ったら 迎えにきて、ほしい。歌を歌えない。行くよ必ず。だから、待ってて。お願い。笑顔の君に逢いたいんだ。]