複雑・ファジー小説
- Re: 猛獣を手繰り寄せる、瞳のさきには。 ( No.149 )
- 日時: 2014/05/17 21:42
- 名前: 羽瑠 ◆EJ0MB3jlw2 (ID: .JUzjNi7)
[嗚呼。どこまでも堕ちていく どこまでも堕ちていく 気づいた時には 立てるはずの足は どこかに消えていた 暗い路地裏の 隅っこのほうで 猫が鳴いた 鳴いてみた 笑いながら 蹴飛ばす少女 明日は自分だって 理解したが故の 理解したが故の 八つ当たり どこまでも堕ちていく どこまでも堕ちていく 猫も少女も ただの妄想だって 君は嘲笑った。嗚呼。愛しのAlice…?ただの妄想じゃないよ。きっと。いつか、現実に変わるんだ、きっと。きっと。だから、貴方だけには信じて居て欲しいんだ。光はすぐ其処に在るんだって、事を。もう誰でもいいから、私を壊してよ。大丈夫?ご飯は食べた?昨日はよく寝た?今日も元気してる?君の笑顔に逢いたいなあ。今すぐに。知ってたことは 知らなかった ただひたすら笑ってた 傷付けられて1人にされた 悔しくて 笑った 仮面を付ければいいんだ 殺して 殺して 殺しまくった 知らず 知らずに 死んでいた 優しさだけが唯一の取り柄 それもなんだかいらなくなった、優しさ振り撒く女の子は。誰かによって静かに抹消された。宙に舞った ヒラヒラ舞った 残りは手からバラバラ落ちた 安心の数々 嬉しさの数々 全ては仕組まれたものだった 決めた 二度とこんな目に合わない為 もう二度と傷付かない、放り出された記憶に。意味は無かった。其処に意味など無かった。そう言い聞かせて、今日もおおきくわらう。上手くないかいからまた明日。 今日はダメだからまた来週。 誕生日がきたらまた来年。 そうしてそうして未来を望み、自分は永遠に生きるように思ってる。 でもどうしても、この人生はつまらないからまた来世。 なんて出来ないのが私達。 この世は一度だから、生きたい。 一度だから、あなたの傍にいたい。 一度でいいから。 あなたに好きって言って欲しい。だいすきでした、今日も。きょうも。今日も。私に恋は似合わない。 ねぇ、思うほどそう思うよ。 いくらあなたが好きといっても、 わたしはそんな運命にはないのかもよ。 わたしはなにも言えないのよ。 あなたにごめん、とも言えないの。 私に恋は似合わない。 この事もあなたに言えないなんてね...くやしいな。だから、またあした。また、あした。そうやって思いっ切り貴方に手を振る事しか出来ないんだ。嗚呼。あーあ。嗚呼。きょうもダイシッパイ。今夜のカフェ“ポエム”は、ひとつ編です。 「詩歩、今日は窓開けようか」 [はあい] チリンチリン [いらっしゃいませ♪] 『ええと…。ケーキとなにか…?』 [何かは、なんでもいいですよ] 『じゃあ、マドレーヌください』 [はい♪少し待っててくださいね] 「…よし、出来た。はい、どうぞ」 『いただきます。』 「ひとつ、聴きたいんだけどいいかい?」 『うん』 「どうして、マドレーヌにしたんだい?」 『マドレーヌは貝殻のかたちをしているでしょう…?海の底に沈んだ素敵な碧のような瞳の色をしていたからです、貴方が。』 「うん。きっと、それが大事な味なんだと思うよ」 『大事な味…って、なんだか難しいなぁ』 「フフフ。味はあじだからね」 ]
- Re: 猛獣を手繰り寄せる、瞳のさきには。 ( No.150 )
- 日時: 2014/05/17 21:43
- 名前: 羽瑠 ◆sCrckEMOMU (ID: .JUzjNi7)
[嗚呼。今日も私はバスの中で一人ぼっち。揺られながら見る窓の風景はもう見慣れてしまった…。 退屈。特に何もすることが無いから本を開く。そこは無限の想像の居場所だから。いつ見ても飽きなくて物語に私は潜り込んで登場人物達の感情に私の心も揺らいでく。揺られながら揺らいで行ってしまった感情に、僕は鳴き声を上げる事しか出来なかった。貴方は、 いつも冷たく、 アタシが何言っても 返事も返してくれないけどさぁ、 黙って握ってくれる、この左手の温もりは 信じてもいいんだよね? ねえ、貴方。お願いだから、答えて。それでね、あたしだけをその瞳で追い駆けて居てよ、おねがいだから、カサカサカサカサ どんどん大きくなる物音 めくってみようと思うけど なかなか その勇気が出ない だけど どんどん カサカサカサカサ 大きくなる めくりたい カサカサカサカサの正体が 知りたくて たまらない うずうずして そわそわして ひやひやの どっきどき でも めくるより めくるまでの その時間が 楽しくて めくったら その どっきどきの気持ちが どこか行ってしまうような 気がして カサカサカサカサは どっきどきの気持ちのまま しまっておこうめくってみたら楽しみは終わってしまうから。だから、あしたの楽しみに執って置こう…?あたしだけの永遠の約束事を。貴女を想って空を見た 紡ぎあった言葉といつかの歌声、眩しいほどの笑い声と最後に貴女が見せた泣き笑いが 順番に碧に溶けていく どうしようもなく貴女を想う 貴女がいない私はほら、 こんなにも不安定 ふらふら頼りない足に 貴女のくれたアンクレットを巻きつけて 私は今日もここにいる 足首で反射した光が いつか貴女に届くよう 静かにひっそり、祈りながら 。片割れは今日も、きみを想いながら唄を謳う。一歩、一歩 小さな成長は 幸せの足跡 お猿さんみたいに小さな君が いつの間にか 立って歩けるようになったね 自分の意思を伝えるようになったね 意味のある言葉を言うようになったね 大好きな君へ お姉ちゃんは貴女のお姉ちゃんで良かった これからも手を繋いで 幸せを運んでね、小さなお姫様。うん、送るよ。だいすきなあたしのお姫様へ。おひまさまはお花はお好きですか?貴方には、マーガッレットがお似合いです。ピンク色と黄色と白の華の冠をどうぞ…?離れていても 近くにいるみたいだ、140字の媒体は。いとも容易くあたしの感情を映し出して。でも、きっと。心のうちは誰にも解らない。そして、誰かの気持ちも、きっと。僕さえ見透かせない。]