複雑・ファジー小説
- Re: 猛獣を手繰り寄せる、瞳のさきには。 ( No.48 )
- 日時: 2014/03/22 20:55
- 名前: 羽瑠 ◆oEryf/uxzI (ID: Aj4Ev7bA)
- 参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode
[嗚呼。立ち眩みがひどい。倒れそうになった瞬間、思い浮かぶのはなぜかあいつで。好きって感情を捨てなきゃいけないのに。優しさすぎるから。本当に。彼女さんもこの優しさを好きになったのかなあ。切ない、辛い、少し悔しい気持ちが頭の中を駆け巡る。ぐるぐる。ぐるぐる。明日は、晴れるかな…?そんな、どうでも良い事に。今日も。想いを巡らせて。くるくる。くるくる。転がる風船 僕が気づいた時には 空へ舞い上がった どこまで飛ぶのか どこまでも行くのか 笑顔は陽炎に 涙は空へと 忘れないで そういった少女は 今はどこへ 待っているから そういった少女は 今はいない 舞い上がった風船 燃え尽きるその時まで 舞い上がってくれ…?今日も。この瞬間も。お願い、だから。farewell girl…?ぐさりと 突き刺さった 紛れもなく『それ』は 狂気で 凶器だ。ぐさり。ぐさりと。言葉は時として。史上最悪の凶器へと変わる。私が私である意味なんて要らないよ。ただ、私を生かしてくれたら、“私”を認めてくれたら、それでいいの…。meaning。想ってくれるだけで。今日も”しあわせ”だから。だから…!辿り着くのはまだ先の話だ 僕が目指す場所はそれほど近くなくて 何故か遠くて それでも諦めないのは 続けていたいからかもしれないんだ。進め。すすめ。ひたすら、高見を目指して。登れ。上れ。昇れ…?だから言ったでしょう?早めに言っておくべきだよって。 お願いだから僕の目の前で後悔なんて言葉、使わないで。そしたら僕はどうすればいいんだよ。 色褪せた選挙ポスターを嘲笑う。それには微かな自嘲が含まれていて、それこそ滑稽すぎた。ねぇもしも、なんて言うのは止めようか。いい加減、煩い。 もうどうしようもない、と偉い人が言った。薄暗い部屋に寝転がる僕は、そんな彼の顔に手近にあった本を投げる。画面ごしに目を合わせた偉い人が何とはなしに痛そうな顔をしたから、ざまぁみろと僕は吐き捨てた。 ばかっ、と開かれた本の中のイラストの主人公が、僕に舌をつき出してたなんて、気付かなかった。冷めきったここあが、苦いなんて。あなたに言われなければ。気が付かなかった。ごめん。ごめん。歩きだそう 夜を抜けよう 2人で東目指して旅に.出よう…?まだがすかる、じゃすみん…?太陽はもう。すぐ其処を。通り抜けてしまうから。だから。だから。「ただいま〜!」って言っても一人暮らしだから返ってくる言葉はない。 意味ないじゃんって思うかもしれないけど、言うことによって気持ちのリセットができるんだよ。 ありえないけど、「おかえり〜!」って返ってきたらゾッとするよね。帰宅して。全て、忘れて。薄い愛情でもいい 二人の距離を埋めてよ…?お願いだから。君の傍へ居させておくれ。愛の影に殺されかけた。吊りさがった三日月、真夜中を告ぐ。夜を歩けば慣れる、かな。...狩り帰りの猫を撫でて、彼女はスキャンダラスに笑ってみせた。/ 猫はあくびする 昼は昼寝で夜は狩り そんな感じで年中無休 狭い額に手を置かれれば 目が細くなって 細くなりすぎて 三日月より細くなって 笑っているようにしか見えない、らしい 暇じゃないけど 今だけはそばにいたくて それが正しい気がしたから ひげを揺らして あくびして 彼は知らないふりをした。黒い霧に隠れて。今日も。前が見えない。]