複雑・ファジー小説
- Re: 猛獣を手繰り寄せる、瞳のさきには。 ( No.76 )
- 日時: 2014/04/05 21:14
- 名前: 羽瑠 ◆pppAtQkMuY (ID: Bukazeet)
[嗚呼。俺の胸に新しい風が吹いてくるそれは希望と悲しさの匂いがした。新しい風の匂いがした。二人の糸がほどけたように見えた 君の影さえもう残っていない でも僕の手のひらを空にかざせば 君を感じることは出来る。終わりの無い唄。繋ぐ。星の王子さまへ。 涙声の心が分かりません。 いつだかの言葉が思い出せません。 あなたにあげたその紙を見ればなにかわかる気がするのです。 悲しくも音は覚えています。 違うなんて言わないでください。 消えるはずがないのです。 永遠に続く円周率なのです。星の王子様へ。永遠の愛を君に。捧ぐ。男だと思われたいわけじゃないけど、女だと思われたくないから、長年短髪にしている。しかし、一番自然でいられるのは、少し伸びたくらいの頃。「お兄さん?お姉さん?」どちらでもないけれど、迷いのあるその言葉に、性自認の曖昧な私の存在を感じられて、嬉しくなるときがたまにある。それだけの話。不自然って。そんなに悪い事なのかしら…?君が、好き過ぎて死にそうだ… どう責任をとってくれるのかな?恋。鯉。来い。故意。何処へ行くかもわからないね。何処へ行けるかもわからないね。だけどだけど、一歩、踏み出して。大きく助走をつけて、とりあえず跳んでみるよ。あいむ、ごーいんぐ。とう、じゃんぷ。じゃんぷ。じゃんぷ…!こんなところで一生を終えるなんて思ってもみなかった。体は引き裂かれ、飛び散った。人間たちは、私の死体をあざ笑い、弔おうともしなかった。命はみんな同じ。そんなの人間の思い上がりだ。他の命を奪うことへの罪悪感か。それとも……。それとも。生き地獄か。答えなんぞ。自分自身にしか。潜まない。だから。だから。だから。上手くいかない原因は 誰かになすりつけて 悲劇のヒロイン演じるのは いつも通りさ 『そんなの、私が悪いわけじゃないわ!』 ばつが悪いと逃げ出して そのくせ『他人に嫌われたくない』 矛盾だらけもいいとこね なにより癪に触るわ 冷たい雨で 私の熱い頭をなだめるの 18℃の風に揺らされて 忘れていたなにかを思い出すんだ 『良い子』に見られたいから 今日もまた君宛ての言葉を塞ぐよ 言えやしないもの 誰より嫌い 誰より愛しい こんな自分を この手でどうにかしたい! 冷たい雨で 僕のぬるい感情を沈めるよ 18℃の風に揺らされ 覚え始めたなにかを 忘れていく 夕暮れに染まる街並みは なにも変わらない 変わってしまったのは自分自身 どうしても愛せないな…?蒼い春。聞こえているのかな。今日もあたしの声が。あなたのことが好き だけど、私を好きにならないで あなたが私を選んだ瞬間 私はあなたに幻滅するだろうから あなたに幸せでいてほしいから。恋人になりたくない。]
- Re: 猛獣を手繰り寄せる、瞳のさきには。 ( No.77 )
- 日時: 2014/04/05 21:13
- 名前: 羽瑠 ◆pppAtQkMuY (ID: Bukazeet)
[嗚呼。間違った身体だと、主張してはいけないか。嘆いてはいけないか。たった一度の人生、間違ったまま生きねばならない。せめてもの正しさと、僕らの自然な生き方を、奪ってしまう法律を、嘆いてはいけないか。間違いの重さを軽るくする為に、幾つもの権利と願いを失うなんて、おかしいと思わないか。この国はまだまだ。発展途上国。みんなといるのに、なぜか一人ぼっち。相手は目の前にいるのに、なぜ画面にばかり向かうんだ。この時代。何かが間違って居て。いつも、現実だけが。正しいの…?悩む時間も必要だし、あなたの未来を決める大事な時間だから焦ることはないよ。 だいじょうぶ。大丈夫。きみならきっと。だいじょうぶ。横顔のあやうさ きらきら揺れる 春の心地 檸檬の色 小さな世界に ぽつり 見つめた 緩やかな笑み 頬のあまさ 駆けた 星々の中。余白を探る。答えを求めて。「虫の良い話かもしれない 神様がいるなら 奇跡でも何でも 与えてほしい」 馬鹿だなと蔑んで 涙の枯れた目を 暗闇の中 力無く閉じた。おやすみ。いん、ざ。ダーク…?またあした。ケガが治るといいね。やすらかに沈んでいたわたしに 指先が触れたときにね わたし、とても嬉しくて 世界にひとりになりたくて、なりたくなくて きみの肩でならまどろむこともできるの 睫毛の触れる距離でさ 指を絡めて、しあわせって言い合いたくて。やさしい月に。願いを込めて。私達つながってるの? 貴方は繋がってるというけど そうは思えないんだ……… うわべだけの繋がり私はやだ それならいっそのこと切ってくれ.... 円周率みたいに永遠に繋がってよう そんなの無理だったんだ 私達の円周率はすぐ切れた…… おわったね……… 繋がるはずなかったんだね。「好きじゃだめか? だめなのか? 確かに、嫌われてるかもしれない。確かに、一度は散った恋かもしれない。忘れたいと思った。無かったことにしたいと思った。だけど、駄目だ。忘れられない。諦められない。だから、もう一回、後もう一回だけ、頑張りたい。結果は同じかもしれない。自分の覚悟はできてる。でも、相手に迷惑をかけてしまうかもしれない…。それを思うと踏み出せない。どうしよう…。好きじゃだめなのかな…。」だめじゃないよ。好きだと想う気持ちが大事。葉で傷つけられるのはとても痛い。心臓を射られたように。それが何本も突き刺さったら人は倒れてしまう。 そんな痛みを放ったあなたは気づいていないでしょう。 ならば私は悲しみの矢を射よう。涙に浸かった矢を…。 あなたの心臓はその涙に沈むだろう。 痛み。傾いた時計を直す 自分の傾いた心も 一緒に直せるかな だけど 直せないとわかって 時計をまた傾ける そして直す 明日傾いてたら もう 直さない。傾くと素直じゃない。心。また年が一つ多くなる新しい自分になる感覚。lこの季節に添えて。]