複雑・ファジー小説

Re: 猛獣を手繰り寄せる、瞳のさきには。 ( No.83 )
日時: 2014/04/09 21:03
名前: 羽瑠 ◆2DNEbF3uNY (ID: Bukazeet)

[嗚呼。壊された旧校舎 私が卒業した場所は もうない 好きな人と話した部屋とか 友達と泣いた教室とか だけど ここを歩くと思い出す だから 私の頭の中にはある なくなったけど消えてはいない。消えはしないのだ。いつまでも。いつまでも。いつまでも。どんなに走っても、走っても、走っても…。 あのゴールは近づいてこない。 それでも、走るんだ。 それでも、走るんだ。ゴールを目指して。ただ。ひたすらに。頂上を目指して。旅人は言った 暁の空が 美しかったって 旅人は逝った 暁の空へ 美しい空へと 旅人はまだ 何処かで歩みを 続けているのだろうか 旅人はまだ 何処かで暁を 探しているのだろうか 僕に答えは 解らないまま 僕に答えを 知らせないまま 朝日は昇った。暁。朝焼け。儚げな少女は 僕の前から消え去って 薄暗い部屋 蛍光灯は足元を照らす 秒針が告げる 午前3時   『動かぬ神に祟りあり?』 読解力と想像力は ママの中に忘れてきた 足りないものは かわい子ちゃんに必要な 小悪魔風メイクと 協調性   短針が刻む 午前4時 ポルターガイストやクラップは とうに活動休止宣言している   くらげみたいに ゆらゆらと笑う 綺麗な眼で君は言う   『あなたの好きなあの言葉。ほら、あれよ。なんだっけ』 『あれ?ああ、そうだ。××は×から××××××だ』 『え?××は××より×なりじゃなかったかしら?』 『違うよ。だって君は』   泡となって消えし 春の少女…?のんフィクション。イマジネーション。私は言葉を咀嚼する。それは時には甘かったり、苦かったり、酸っぱかったり、まろやかだったり…。いろいろあるんだ。 だから私は言葉に飽きないのだろう。むしろ、もっと知りたいと思う。 この世界にある何億何万何千という言葉たち を。 咀嚼。ばくばく噛んで。溜まらなく、まずい味がして。今夜のカフェ“ポエム”は、来客−桜の色−編です。 [んー、よしっ。祐月さん、鈴変えましたよー]   「うん!」                    [あとで、甘いものですからね?]         「分かってるって」                リリンリリン                   「いらっしゃい」                 『ええと、温かいいちごオレありますか?』     「うん、あるよ。ちょっと待っててね」       『…春って、少し寂しくなりますよね』       「どうしてだい?」                『…おわかれがあるから』             「そうだね。桜の色みたいな切なさを残してく」   『切なさ在るから。きっと。新しい出逢いが或るんだよ…?そうじゃないと。僕はいつまでも。此処に立ち止まったままだから。』 「そうやって、想い出になっていくんだと思うよ。   はい、お待たせ。温かいいちごオレ」おわかれのころ。ありがとうをもらったら、他の人にありがとうをあげて、その人がまた他の人にありがとうをあげて…そうすれば、世界はあったかいのになぁ。世界がありがとうで溢れれば、ことばの犠牲者も減るのになぁ。嗚呼。ああ。嗚呼。ありがとうの連鎖が崩れて。今日も泣く。嗚呼。ああ。嗚呼。彼氏ともっと一緒にいたいとき。 何か照れくさくて、 もっと一緒にいたいと言えなくて。 私が言った言葉は、 「はーい集合!」近くにいるはずなのに 君がわからない 遠く遠く だけどもすぐ隣で 繋いだ手と手 わからない まるで知らない 君のこと 伝わらない 伝わらない。動かない 左手 空中に描いた これから訪れる 大体の妄想 現が抜かす 『虚言癖』 揺らぐ唇音 見張れ見張れ! 手を伸ばせ!掴み取れ、自分の希望の光を。その扉に適する 錠は持ち合わせていない だから私は 足を振り上げる。破って魅せて…?僕はいつまでも。待って居る。だから、だから…?]

Re: 猛獣を手繰り寄せる、瞳のさきには。 ( No.84 )
日時: 2014/04/09 21:02
名前: 羽瑠 ◆2DNEbF3uNY (ID: Bukazeet)

[嗚呼。フッて飛ばして、あーんって食べちゃえたらいいのに。フッあーん、てね。不安なんて。日常茶飯事だ。今日も。不安に呑み込まれて。夜を明かす。今日新しく後輩が入った。先輩なることは後輩が一歩踏みますより難しいことだ。だから年長者はつらいのだ。辛いね。確かに。自分らしい人生を過ごせているかなって不安になる。  考える毎日。  やってくる明日。  タイムスリップを使って、自分の未来を見れば楽なんだけど、それじゃあ、面白くない。 なるようになるかな?  わっかんない。いつも。いつも。いつも。振り返っても 夜は眠れない    愛想尽きても 涙は死なない     冷水を浴びて魚になりたい                どれほど、 夢を集めど     恋は醒めないし  盲目になる君を  指で はじきたい気分                どれほど、 海を探せど     恋は醒めないし  盲目になる君を  横目に眺めている。見えない人が。いつまでも、魅力的で。真っ黒な夜さんが みんなみんな食べちゃったの 大変だよ 食べられる前に行かなきゃ お月様また後でね ねぇ 一緒に行こうよ…?おやすみ、童話。おはよう、幻想。桜は 咲いているときよりも 散ってからの 寂しさと共にある 面影の方が美しく見える。 ……本当はそんなこと、あるはずないのに。 大切な人も同じ。 いつも傍にいたのに 離れてからその人の 存在の大きさに気付く。 どれだけ自分の心の支えで あったかに気付く。 葉が繁り、色を変え、落ちる。 そしてまた蕾が膨らみ始める。 去年の桜は、 もう二度と見ることはできない。 それなのに、私の桜は散ったところで 止まったまま。 去年の面影ばかりを探してる。 ……でも、 私が探すのは未来。 見つけるのは答え。 「……私は、貴方が大好きです。」 ほら、見つけた。 私が一番欲しかった答えを。SAKURAへ次ぐ。たくさんの本 その本だって 一冊の本 それは 人のよう 誰からも愛されるあの子と 誰からも愛されないわたし あの本になりたかった あの子になりたかった     それは 人のよう それは 残酷なもの。本の宿命は、あまりにも残酷で。ほら♪今飛んだよ♪昨日から、今日へ。じゃんぷ、じゃんぷ。じゃんぷ…?清楚な.風、静寂よりもっと静寂。心のしじま。光が影を呼び起こす。僕もふらふらついていく。夢枕の中身、あなたが食べたの?なんにもないとこで会えたのにな。微熱はあなたのせい。今日も明日が始まってた。青の面積が世界の半分ちょい。今日も明日も平和に、洗濯物が乾くでしょう。寝惚。一目惚れ。淡く彩った 夕映えは 僕の脳裏に焼き付いて 紅と橙 雲と陽 それは静かに きつく結われた 。離さないから。いつまでも。いつまでも。まま ぱぱ おはよう わんわん にゃんにゃん おはよう きらきら ぴかぴか いっぱい いっぱい ぎゅーってして びゅーんてなって おはよう たのしいね…?おはよう、動揺。同様。童謡。好きであることの代償に嫌いであることをはらったなら、この世界は幸せになるのだろうか? 嫌いであることの代償に好きであることをはらえば、この世界は悪くなるのだろうか?代償関係。大小関係。]